浦和LがACL準々決勝で敗退 PK戦までもつれる熱戦…武漢江大との激闘に敗れる

浦和LはACL準々決勝で武漢江大と対戦
三菱重工浦和レッズレディースは3月23日にAFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)準々決勝で武漢江大FC(中国)と対戦し、PK戦にもつれ込んだゲームで敗戦。ここで大会からの敗退となった。
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昨年のプレ大会を制した浦和は、正式大会の初代王者を目指し昨年夏のグループリーグC組を21得点0失点の3戦全勝で首位突破。一方の武漢はA組3位ながら他グループとの成績比較で8強入りを果たしてこの日の対戦となった。
試合序盤に浦和はカウンターからケニア人FWテリー・エンゲシャに突破され際どいシュートを許したが、GK池田咲紀子がファインセーブ。その後は、浦和が完全に押し込んで武漢のブロックを崩しにかかる展開になった。しかし、FW高橋はなを最前線に置いた攻撃はゴール前に良い形で入り込む回数を増やせず、前半アディショナルタイムにセットプレーの二次攻撃でMF伊藤美紀がゴール前のこぼれ球に反応するも得点はできず、両者無得点で前半を終えた。
後半も浦和がほぼハーフコートゲームの状態で押し込むも手を焼く時間が続いた。シュートシーンまで持っていくことができず、0-0のまま試合は延長戦へ。武漢は90分間を守備一辺倒で過ごした感があったものの、延長戦に入ると前線の選手もプレスを仕掛け渡り合う姿勢を見せた。それでも浦和が押し込む展開に持ち込んだのは変わらなかったが、決勝ゴールは奪えず決着はPK戦に持ち越した。
PK戦でも互いに1人ずつの失敗で6人目以降のサドンデスにもつれ込む激闘に。6人目で先攻の浦和は伊藤がセーブされ窮地に陥るも、相手も枠外に失敗して九死に一生を得た。しかし、8人目でDF遠藤優がセーブされると、武漢に決められてPK戦のスコア5-6で敗戦。試合開始直後の1本以外、まともなシュートを相手に打たせなかった試合展開の中、あまりにももったいない敗戦でAWCL初代女王への道は途絶えてしまった。
(FOOTBALL ZONE編集部)