移籍金の交渉がカギに

　日本代表FW本田圭佑の所属するACミランが、1月の移籍市場でアトレチコ・マドリオードのブラジル人DFギリェルメ・シケイラに対し、19日にも正式オファーを出す可能性が浮上した。イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。
　フィリッポ・インザーギ監督は、左サイドバックの補強に素早い動きを見せた。DFマッティア・デシリオと、DFクリスティアン・サパタの2人が全治2カ月の重傷で離脱中と守備陣のテコ入れが急務だった。
　
　ミランは、スペインに強豪に対して近く移籍金500万ユーロ（6億8000万円）の正式オファーを出す予定だという。アトレチコとは今月、FWフェルナンド・トーレスと、MFアレッシオ・チェルチを交換トレードするなど、友好関係を築いていた。
　シケイラは2006年から10年までウディネーゼでプレーし、イタリアサッカーへの適用は問題ないとみられている。ただし、ミランが提示する移籍金額は昨夏、アトレチコがシケイラ獲得のためにグラナダへと支払った約2分の1の値段でしかない。今後も価格交渉の必要性が大いにありそうだ。
　ブラジル出身のシケイラは、イタリアとスペインの市民権を持っており、スペイン代表としてもプレーしたい希望をすでに表明している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images