久保建英が「足りないかなと思う」 W杯優勝に何が必要…強化へ持論を展開

久保建英のマッチメイク“希望”「モロッコ代表」
日本代表MF久保建英が3月23日、出場権を勝ち取った北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選サウジアラビア戦に向けて再スタートを切った。公開練習で約1時間汗を流した。休日ということもあり約800人のファン・サポーターが見学。目標の“W杯優勝”に向けて日本が何をすべきか持論を語った。
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「僕は結果出せば盛り上がりもついてくると思う。ひと昔のW杯みたいに本番まで調子が良くて盛り上がりに盛り上がった結果、グループステージ突破できなかったとなると、良くない反響だと思う」
バーレーン戦。結果的に2-0で勝利を収めた日本だが、対策を練ってきた相手に固められ、ほとんどチャンスを作り出せなかった。最終ラインが重く、後半から修正して2得点。敵地では5-0で圧倒したチーム相手だったが、割り切った戦い方をしてくるバーレーンに苦戦した。
「特に(バーレーン戦の)前半のところはいろいろ背負うものがあった。僕らが試合終わったあとにW杯優勝したいんだと言っているチームの戦い方ではなかったと思いますし、現実だけ見れば。そう考えるとやっぱりもう少し上のチームと強者としての戦い方をやっていきたい。強いチームと試合をして強いチームにどうはまるのか何が足りないのかというところで修正をしていくというのが非常に大事になってくるのかなと思います。基本的には強いチームが試合をしていると大体このチームが勝つと思って試合を見ている。そういったものが日本代表ではW杯優勝を目指すというならば足りないかなと思う」
ここから1年3か月。日本にとって目標を達成するために強化できる時間がある。「強い相手との成功体験をより増やす。パッと思いついた限りではモロッコ代表なんかはW杯でもベスト4に入ったりして考え得るなかで一番いい相手。僕らは明確にチャレンジャーとして戦えると個人的には思います」。日本は10月、11月に国内で4試合開催することが決定した。久保はあくまで「口を出せる立場じゃない」としつつ「僕の希望としては」と強調。さらなるレベルアップするために、マッチメイクは多いに重要となる。日本サッカー協会の“手腕”にも注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)