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エース上田を「見習いたい」 町野が決意、W杯での下剋上へ「負けずに頑張る」

25日サウジ戦へ日本代表が再スタート
日本代表は3月22日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦に向けて千葉県内でトレーニングを実施した。バーレーン戦(2-0)の終盤に途中出場した町野修斗が取材に応じ「負けずに頑張りたい」と、W杯本大会に向けた熾烈な競争へ決意を語った。
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日本は、20日に行われたW杯アジア最終予選でバーレーンを2-0で撃破。引き分け以上でW杯本大会の切符を掴む状況を手繰り寄せたなかで、鎌田大地と久保建英のゴールで勝利を飾り、8大会連続8回目の本大会出場を決めた。開催国のカナダ・メキシコ・アメリカを除き、世界最速での北中米行きとなった。
25歳の町野は、3月シリーズで約2年ぶりに代表メンバーへ復帰。バーレーン戦でベンチ入りしたなか後半41分、上田綺世に代わって途中出場も、短時間で目立ったプレーはなかった。わずかな出番ながらも「与えられたチャンスなので、ああいう短い時間でも結果を残すべきですし、何度も訪れない」と、この日の練習後、厳しい言葉を並べた。
2022年のカタールW杯では、中山雄太の負傷離脱を受け、代替としてメンバー入り。自身初のW杯行きを掴んだが、本大会で出番はなかった。その後、湘南ベルマーレからドイツのホルシュタイン・キールへ移籍。欧州で実績を残し、今回の3月シリーズで代表復帰を果たした。それでも、FWの序列争いでは厳しい立場が続く。
バーレーン戦では、先発した上田が先制点の起点となるポストプレーでアピール。「シュートのパンチがありますし、見ていてやっぱりしっかり収めるっていう点で、バーレーン戦でしっかりできてた部分は見習いたい」と、ライバルの奮闘に危機感は募るばかりだ。
日本がW杯出場を決めたため、25日のサウジアラビア戦ではこれまで出番が少なかったメンバーにチャンスを与える可能性もある。「競争があるので、簡単じゃないと思っています。競争に勝っていかないとフォワードの枠は掴めないので、負けずに頑張りたいです」と町野。約1年3か月後の下剋上へ決意を覗かせた。
(FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)