日本のW杯目標設定「ベスト4か優勝か、悩んだ」 キャプテン遠藤航が明かした迷い

会見に出席した遠藤航【写真:Noriko NAGANO】
会見に出席した遠藤航【写真:Noriko NAGANO】

W杯出場決定を受け、会見を実施

 日本代表は3月21日、北中米ワールドカップ(W杯)出場決定を受け、記者会見を実施した。JFA(日本サッカー協会)の宮本恒靖会長、山本昌邦ナショナルチームダイレクター、森保一監督、キャプテンの遠藤航が4人が登壇。本大会での目標設定に関して、キャプテンの遠藤はその経緯を明かした。

【注目】“ビッグ6”時代終焉の予感 名解説者が厳選、今こそ見るべきプレミアリーグのクラブ3選

 日本は、20日に行われたW杯アジア最終予選でバーレーン代表を2-0で撃破。鎌田大地と久保建英のゴールで勝利を飾り、8大会連続8回目の本大会出場を決め、開催国のカナダ・メキシコ・アメリカの3か国を除き、世界最速での北中米行きとなった。

 本大会までおよそ1年と3か月。過去のW杯における日本の最高成績はベスト16だが、選手たちが目指すのは世界一。バーレーン戦後のスピーチで、キャプテンの遠藤も高らかに宣言したなか、会見ではその目標設定への経緯に言及した。

「僕だけの感情じゃなくて前回経験した選手たちの雰囲気だったり、悔しさを出している選手だったりの会話を聞いた時に、最終的にW杯優勝を目標にしたほうがいいなと。その目標設定というのはアスリートにとって大事というか、低すぎても良くない。僕もベスト4がいいのか、優勝と言ったほうがいいのか悩んだ。でも今の選手たちの雰囲気を見ると、優勝を掲げているほうがベストだと思って、今掲げている理由」

 カタールW杯では16強でクロアチア代表にPK戦で敗れ、史上初のベスト8入りはあと一歩及ばなかった。その悔しさを晴らすうえで、あえて高く設定した目標だった。W杯で結果を出すために、遠藤は「もちろん残りの試合(最終予選)も全勝するがベストだけど、その中でも改善しなければいけない部分もある。バーレーン戦も勝ったからオッケーではない。W杯までの代表期間で積み上げが大事でその目標を達成するためにプロセスが大事」と、改めて気を引き締めた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング