現役中学生MF北原が早速結果を残す

　FC東京は3月20日、Jリーグルヴァンカップ1回戦でJ3奈良クラブと対戦し1-0で勝利を挙げた。ベンチスタートだった現役中学生MF北原槙は、途中出場するとピッチ横断の鋭いスルーパスでファンを驚かせている。

　2009年生まれの北原は現在まだ15歳。FC東京U-15むさしに所属しつつ、普段は高校生年代でプレーをしている。2月26日のリーグ戦第3節名古屋グランパス戦（3-1）で初のトップチームベンチ入りを果たすと、3月1日の第4節鹿島アントラーズ戦では劣勢の状況下で松橋力蔵監督が北原をピッチへ送り出していた。

　奈良との試合は0-0のまま後半へ突入。同20分にMF東慶悟と交代で北原がピッチに立った。そのままボランチの位置に入った北原はボールの中継役を担う。すると投入から約5分後、自陣左でボールを受けると、反転から相手の門を2つ通すグラウンダーの絶妙パスをFW野澤零温へと通した。

　ピッチを斜めに横断する長距離スルーパスにはファンにも「天才」「美しいパスの軌跡」「とんでもない15歳」「視野の広さどうなっとんねん!?」「1人だけ見えてる世界が違う」「本当にエグい」と衝撃が広がっていた。