プレミアで“不発”も…28歳日本代表が「主役を務める」 スタメン奪還の可能性を英予想

日本代表の鎌田大地【写真:徳原隆元】
日本代表の鎌田大地【写真:徳原隆元】

鎌田の活躍を受けて英メディアがクラブでの立ち位置変化を予想

 森保一監督が率いる日本代表は3月20日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第7節バーレーン戦で2-0の勝利を収めた。世界最速でW杯出場を決めたなか、先制ゴールを決めたMF鎌田大地の活躍に、英メディアも反応している。

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 この日ベンチスタートとなった鎌田は、相手の守備に苦戦していた日本を救う活躍を披露。後半18分からMF堂安律と交代ピッチへ立つと、3分後に大仕事をやってのける。DF伊藤洋輝の鋭い縦パスを受けたFW上田綺世が得意のポストプレーからターン。前を向き走り込んだMF久保建英へ送る。

 完全にフリーとなった久保が一気にスピードアップ。その久保をクロスして追い越すような形で鎌田が裏へ抜ける。絶妙のタイミングでスルーパスが通ると、あえてバウンドさせる技ありの一撃でネットを揺らしている。

 この活躍に英メディア「Football Insider」も注目した。今季イタリア1部ラツィオからイングランド1部クリスタル・パレスへ加入後、「ここまでゴールやアシストよりもレッドカードの枚数の方が多く、ロンドンで印象を残すことができていない」と指摘。一方で「バーレーン戦で得点を挙げており、この28歳の選手は日本代表で主役を務めるのを妨げるものではなかった」と評価している。

 さらに記事では「この夏は鎌田にとってもクリスタル・パレスにとっても重要なものになる」と予想。クリスタル・パレスは敏腕SD(スポーツ・ダイレクター)のドギー・フリードマン氏が退任。これを「鎌田は低迷するキャリアを立て直し、その才能がプレミアリーグでも通用することを証明する機会を得るかもしれない」と、ポジティブな捉え方をしている。

「アダム・ウォートンが退団する可能性が出てきたことで、キラーパスが得意なボックス・トゥ・ボックスのミッドフィルダーのポジションが空くかもしれない。それが日本代表の最高のスキルであり、彼はそれを証明するだけでいいのだ」

 直近の試合で先発の座を得ている21歳MFアダム・ウォートンの去就に触れた。鎌田が代表での好調を維持しながら、クラブに戻った際には遺憾なくその才能を発揮することで道が開けると考えられているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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