新生ミラン再建の旗頭となるか チェルシーMFセスク獲得で口頭合意と伊メディア報道

チェルシーは移籍金30億円を、セスクは年俸5億4000万と成果給を求める

 ACミランは中国企業への身売り手続きが完了し、来季の移籍市場で潤沢な補強費をついに手に入れた。そして、チャイナマネーによる補強第一弾として、チェルシーのスペイン代表MFセスク・ファブレガス獲得で口頭合意に達したとイタリアメディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 ミランは今季開幕前もスペインの司令塔獲得に動いたが、累積赤字に苦しむチーム状況から移籍金などの問題で実現しなかった。だが、チャイナミランの最大のターゲットは変わらなかったようだ。そして最新のレポートによると、来季移籍でセスクとミランは口頭合意に達したという。

 現在、移籍金と年俸など条件面の交渉を進めており、チェルシーは移籍金として2500万ユーロ(約30億円)を要求。その一方、セスクは年俸450万ユーロ(約5億4000万円)に加え、成果給も求めているという。

 セスクはプレミア首位を走るチェルシーでベンチ要員となっており、今季先発出場はわずか9試合。それでも4得点7アシストを記録するなど、決定的な仕事を続けている。プレミア強豪からセリエAで苦闘を続けるミランへの移籍は大きなキャリアダウンとなるが、卓越した技術を誇る司令塔が名門再建の旗頭となるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング