日本代表OB絶賛「完璧」 バーレーン堅守が一瞬で…26歳の絶品プレーに「1点ものの価値」

1トップでスタメン出場した上田綺世【写真:徳原隆元】
1トップでスタメン出場した上田綺世【写真:徳原隆元】

中村憲剛氏、小野伸二氏、柿谷曜一朗氏が上田のポストプレーを称賛

 日本代表は3月20日に2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第7戦でバーレーンを2-0で下し、史上最速での本大会出場を決めた。試合の均衡を破ったのは、鮮やかな連係から生まれたMF鎌田大地の一撃だった。試合を解説した日本代表OBが口を揃えて称えていたのは、ゴールの起点となった26歳FW上田綺世のポストプレーだった。

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 勝てば無条件でW杯出場権獲得が決まる大一番。日本がバーレーンの守備を崩せない時間が続いたなかで、迎えた後半21分だった。上田がセンターサークル内でDF伊藤洋輝からのパスを呼び込むと、プレスにきたDFをいなすようにワンタッチで反転。そのまま最終ラインの背後に抜け出したMF久保建英へスルーパスを通した。久保からさらに鎌田へつながり、鎌田が右足のシュートをゴール左へと蹴り込んだ。

 スポーツ・チャンネル「DAZN」で試合の解説を務めた元日本代表MF中村憲剛氏は「完璧。これは気持ちいい」と鮮やかな連係から生まれたゴールの流れを称賛した。

 さらに同じく解説の小野伸二氏が上田のプレーに着目して「このターン、縦パス!」と声をあげると、中村氏も「このターンが素晴らしかったですね」と小野氏に同調した。

 上田は前半から身体を張って前線でボールをキープしただけでなく、ハイラインで守るバーレーンの最終ラインの背後を狙い続けた。そのひたむきな姿に感銘を受け続けていた柿谷曜一朗氏は上田が交代でピッチを去る際に「ゴールは取れなかったですけど、起点になったプレーは1点ものの価値がありました」と称えた。スコアラーとして記録に名前が刻まれることはなかったが、この日も森保ジャパンのエースは絶大な存在感を示していた。

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