【専門家の目｜ハーフナー・マイク】1ゴール1アシストのMF久保建英

　日本代表は3月20日、埼玉スタジアムで行われた北中米ワールドカップ（W杯）アジア最終予選でバーレーンに2-0で勝利し、8大会連続8回目のW杯出場を決めた。この試合では、MF久保建英が1ゴール1アシストの大活躍。元日本代表FWハーフナー・マイク氏は、「レベル高いですね、やっぱり」と感嘆の声を上げた。（取材・文＝FOOTBALL ZONE編集部）

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　バーレーン戦に先発出場した久保は後半21分、DF伊藤洋輝、FW上田綺世とつながったパスを受ける。すると寄せてきた相手ディフェンスの動きをよく見ながら、MF鎌田大地へラストパス。鎌田が右足で流し込んだ。ハーフナー氏は「タイミング的には難しかったですが、相手に当たってもおかしくないのをしっかり避けて出しています」と技術の高さを解説した。

　さらに後半42分、MF伊東純也へのショートコーナーを再び受けて左サイドからボックス内へ侵入。クロスと見せかけて左足でニアサイドをぶち抜いた。ハーフナー氏は「デザインされたセットプレーでしたね。最後は彼の判断で、ゴールキーパーがクロスを狙っているのを見てぶち抜きました」と言及。「レベル高いですね、やっぱり」と語った。

　普通の選手だとクロスで折り返してしまうというところを、「ニア空いているから打ってしまえという判断ができる。それだけ冷静だし、状況判断ができるレベルにいるんですよね」と絶賛。自身もオランダ1部リーグ通算51得点の実績を持つが、「本当にすごい選手たちなんでね、今の日本代表。正直、自分が語ったところで」と改めて凄さを強調した。