久保建英「ホッとした」 口にした本音…屈辱晴らす2度目のW杯へ「僕たちの目標はここじゃない」

バーレーン戦の後半42分に追加点を奪うゴール
日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)が日本を史上最速でのW杯出場に導いた。3月20日に埼玉スタジアムで行われたアジア最終予選バーレーン戦で1ゴール1アシストの大暴れ。鎌田大地(クリスタル・パレス)の先制点をアシストすると、後半42分には国際Aマッチ6ゴール目。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれ「たくさんのファン、サポーターの前でW杯出場を決めることができてホッとしています」と喜びを口にした。
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歓喜の瞬間を噛み締めた。後半21分、DF伊藤洋輝が中央に斜めのパスを入れると、上田綺世から久保へとボールが繋がり、右を駆け上がった鎌田に見事なラストパス。鎌田がGKとの1対1を制して先制ゴールを奪った。後半42分にはショートコーナーから鋭く突破して角度のない位置からシュート。「前田コーチがデザインしてくれたセットプレーのおかげ」。クロスを警戒していたGKの位置を見極めてニアサイドを打ち抜き、ゴールネットを揺らした。
3年前の悔しさを糧にした。2022年3月24日、カタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦。当時20歳だった久保はベンチから本大会行き決定の瞬間を見守った。途中出場のMF三笘薫が2ゴール。ドロー濃厚と思われた一戦でヒーローに輝いた三笘と、主力の座が遠かった久保。「前回のW杯前あんまり覚えていない。あんまり覚えていないですけど、いい思い出はあまりなかったかなとは個人的には思います」。焦りが募っていた。
「その時は20歳くらいで(スペインで)出ている時も結構あったので、そんな中、ヨーロッパの、ラ・リーガで出られていて、なんで(日本代表の)試合に出られないんだと思っていました」
序列を突きつけられる出来事もあった。この年の6月、21歳を迎えた久保は「嫌でも自分の立ち位置が見えてきた」と珍しく弱音を吐いた。パラグアイ戦、ブラジル戦の連戦で先発が入れ替わるなかで久保は2試合連続でベンチスタートだった。この時口にしたのが「焦りが出た」という本音だった。
自身の成長を実感する最終予選だった。前回の日々について「自分の幼さが出た」と語った久保。「今回はチームのためにっていうことだけを考えて、ゴールも決めることができて、勝利に貢献できて嬉しいです」と、率直な思いを口にした。
カタールW杯には出場したが、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦は体調不良で欠場。まだ世界での借りは返していない。埼玉スタジアムの大観衆に向けて「僕たちの目標はここじゃない」と高らかに誓った久保。自らの手でつかみ取った8大会連続W杯出場の切符。2度目の舞台へ――。いざ。