日本代表に難敵…アウェー無敗の敵将が不敵笑み「なぜ強いかの秘訣は教えられない」

前日会見に臨んだバーレーンのドラガン・タライッチ監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
前日会見に臨んだバーレーンのドラガン・タライッチ監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

タライッチ監督、日本代表について「明日に決めなくてもあと3試合もある」

 日本代表と3月20日にワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第7戦で対戦するバーレーン代表が試合前日会見に臨んだ。クロアチア人のドラガン・タライッチ監督は「日本はほぼ出場を決めたようなもの」とした一方で、「なぜアウェーで強いかの秘訣は教えられないので、明日の試合を見てください」と不敵な笑みを浮かべた。

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 日本はこれまで6試合を終えて5勝1分でC組の首位に立っている。明日のゲームに勝利、あるいは引き分けた場合も他会場の結果次第でグループ2位以内での本大会出場が決まる。一方、2位以下は勝ち点1差の中に5チームがひしめく大混戦でバーレーンも十分に初出場のチャンスを残している。

 タライッチ監督は日本について「アジアでベストであり世界を見渡してもトップ15から20チームの内の1つだと思う」としつつ、「数字の上であと勝ち点3が必要とは言え、日本はほぼ出場を決めたようなもの。明日に決めなくてもあと3試合もあるし、どこでも勝ち点3が取れるだろう」と持ち上げた。

 この予選では、昨年9月に敵地に乗り込んだ日本が5-0で勝利している。しかし、バーレーンはアウェーゲームに強さを発揮している。二次予選からここまでアウェーでは無敗で、そこにはアラブ首長国連邦(UAE)、オーストラリア、サウジアラビアといった強豪チームが含まれた。指揮官は「なぜアウェーで強いかの秘訣は教えられないので、明日の試合を見てください。アウェーで良い試合をします」と不敵に笑う。

 また、この時期はラマダン(イスラム教の断食)にあたる難しいタイミングだが、「(2004年に)アル・イテハド(サウジアラビア)でACLの決勝までいった。韓国のチーム(城南一和天馬)と対戦したが、ホームで1-3で負け、アウェーで5-0で勝った。2試合目はラマダンの期間であり、この2試合の間は15日間しかなかった。それでお判りいただけるだろう」と、2つのハードルを乗り越えた経験があることを強調した。

 開催国を除く世界最速での本大会出場決定に向けホームでの確勝を期す森保ジャパンに対し、余裕のある受け答えで「私たちに何ができるかは明日の試合を見てください」と話す指揮官が率いる中東の雄が不気味さを漂わせた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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