フェイエノールト上田が活躍、元オランダ代表MFが絶賛

　オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世は、エールディビジ第26節トゥエンテ戦（6-2）で2ゴールの活躍を見せたなか、その素質を元オランダ代表MFが絶賛。冬の移籍市場でクラブを去った元エースを超越するとの評価に対し、現地メディアは「パフォーマンスに感銘を受けた」と伝えている。

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　名門フェイエノールトで在籍2年目を迎えた26歳の上田は、負傷の影響で2月16日のリーグ戦・NACブレダ戦から3試合を欠場。復帰戦となったトゥエンテとの一戦では前半10分、ヘディングで先制点を奪うと、同23分にはFWイゴール・パイシャオンからのクロスをダイレクトボレーで叩き込み、6-2の大勝に貢献した。

　この活躍を受け、現地メディア「Voetbalprimeur」は元オランダ代表のテオ・ヤンセン氏が語ったコメントに脚光。「彼にはゴール前に立ちたいという意志が表れている。ライン間で対応でき、ゴール前に出ていた。技術的に優れている。ゴールを決める力があることを示しているが、プレーに合わせるのがとても上手いとも思った」と評し、ストライカーとしての実力に喝采を送った。

　ロビン・ファン・ペルシー監督からは試合後、「彼にはトップストライカーの資質がある」との賛辞も送られたなか、ヤンセン氏は今冬にクラブを去った元エースFWサンティアゴ・ヒメネス（ACミラン）と比較。両者の差は「大きくない」と持論を述べ、「彼は今、自分が新たなナンバーワンだと感じている。もしかしたらもっといい選手かもしれない。サッカー、走りがより完成されている。スピードも少し速い。私は信頼を置いている」と絶賛された。