ロンドンオリンピック日本代表の背番号10 東慶悟が見せ始めた明らかな変化と可能性
2年前、ロンドン五輪で日本代表の10番を背負い、44年ぶりの準決勝進出に貢献した。だが、紳士の国でともに戦った清武弘嗣、権田修一、斎藤学、吉田麻也らがブラジル行きへの乗り継ぎを待つ中、東慶悟は少し後れを取った格好だ。
昨季、海外移籍を封印し、東京へと活躍の場を求めた。5月には、キリンチャレンジカップ・ブルガリア戦、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦に臨む日本代表メンバー26人に入るなど、滑り出しは順調だった。だが、その後はザックJAPANから声が掛かることはなく、J1リーグでは32試合に出場したが、2得点と目標にしていた二桁得点には届かなかった。
その東から今季、確かな変化が見て取れるようになった。それは、長友佑都のACチェゼーナ時代の恩師であるマッシモ・フィッカデンティ監督との出会いが大きく影響している。