欧州で出番減「分かった上で行った」 日本代表FWの胸中「もがき続けている最中です」

日本代表の古橋亨梧【写真:(C) JFA】
日本代表の古橋亨梧【写真:(C) JFA】

17日に代表練習がスタートし古橋が取材に応じた

 森保一監督率いる日本代表は3月17日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選バーレーン戦(20日=埼玉)、サウジアラビア戦(25日=埼玉)に向けて始動した。練習後の取材対応でレンヌFW古橋亨梧は、出番が減少している現状について「分かった上で行った」と言及している。

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 古橋はセルティックで得点を量産していたなかで、今冬リーグ・アンで残留争いをしているレンヌへ移籍。移籍金は1000万ポンド(約19億円)と報じられているが、古橋の獲得を希望したホルヘ・サンパオリ監督が契約直後に解任となり、ハビブ・ベイェ新監督の信頼を掴めていない。

 直近2試合のリーグ戦で途中出場から合計で30分の出場のみ。その前の2試合ではベンチ入りも出番なしと出場機会を得られていないが、「なかなか難しい時間を過ごしてますけど、少しずつ出場の時間も増えてますし、いい練習をしてたくさん刺激をもらって楽しくやれてるので、本当にいい時間を過ごしてるなと思ってます。この悔しい気持ちは、どこにいてもやっぱり生かせると思う」と前向きな気持ちを口にした。

「行かしくれたことに感謝している」とセルティックへの感謝も述べつつ、出番を得られない可能性もあると「分かった上で行った」と語った。「すごく悔しい気持ちはありますけどチームは勝ったりもしてたので、もちろん勝っているなかで(選手を)変えるっていうのは難しいし、監督の決断だと思う」と、直近は連敗しているものの、その前の5試合で4勝1敗と1部残留に向けて勝ち点を重ねつつあるチームのなかで戦力になれていない状況にも触れている。

「やっぱり短い時間の中でも結果を残すっていう意味ではFWとしては大事だと思う。ポジティブに今は考えながら、本当に成長しようともがき続けている最中です。その中で練習でたくさんアピールしていくのが大事だと思います。さっきも言いましたけど、この悔しい気持ちっていうのは今こうやって経験してるのは本当にいいことだと思う。ピッチの上で磨けることをたくさん磨いていい準備をして、出たときに活躍できるようにしたいと思います」

 セルティックでは公式戦185試合65得点と量産した30歳のストライカーは、日本をW杯出場に導くゴールを決め、再びトップフォームに戻しクラブでも輝けるのか、今後の活躍に期待が寄せられる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)

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