「ナチュラルに迎えられた」森保Jに追加招集の28歳が平常心の理由「地に足ついてる」

日本代表の中山雄太【写真:(C) JFA】
日本代表の中山雄太【写真:(C) JFA】

前日の3月16日に追加招集が発表された

 日本代表は17日、26年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン戦(同20日)に向け、千葉県内で練習を開始した。16日に追加招集が発表されたDF中山雄太(FC町田ゼルビア)は「ナチュラルに今日を迎えられている」と平常心を強調した。

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 昨年9月以来半年ぶりの代表招集にも慌てることはなかった。3月15日のJ1リーグ第6節・町田×新潟の試合を終え、自宅に帰ったタイミングで追加招集の連絡が来た。

「単純にうれしかったですけど、平常心でしたし、しっかりと地に足がついているなという実感もあったので。今回は自分のプレーだったり、色んなものがタイミングよく揃ったなという感じです」

 今季は町田で主に左ウィングバック(WB)を務め、2月22日の第2節・FC東京戦では決勝アシストを記録するなど好調を維持。3バックでもプレーすることができ、怪我人が多いDFラインでの起用も考えられる。

「町田も幸い今季は5バックだったり、(代表と)つながっている部分もありますけど、どこで出るかも分からないですし、勝利のためにできる準備は最大限やっていきたいなと思います。どちらかというと、気持ちの部分の方が大事になってくるかなと思っていて、久しぶりの代表戦というのもありますし、背負う部分も多くなると思うので」

 前回カタールW杯では本大会メンバーに選ばれていたがアキレス腱を断裂し、出場できなかった。昨夏に町田に移籍後も、9月に右膝内側側副靱帯損傷して離脱した。大きな負傷に見舞われながらも、その度に成長して帰ってきた。

「怪我してサッカー自体はできないですけど、サッカーに携わる要素がたくさんあるので。身体だったり、メンタルだったり、考え方もそうですし。そういったアプローチができる時間になるというのは必然的にポジティブかなと思っています。そこがうまくピッチレベルで、こう帰ってきた時にマッチすればいいなと思っていますし、マッチしてきている実感がありますね」

 今回のバーレーン戦で勝利すれば、8大会連続8度目のW杯出場が決まる。すでに戦う覚悟はできている。

「(追加招集は)ラッキーだったなぐらいですね。それ以外は何もないですし。選ばれたこと以上に大事なのは活動内なので。久しぶりですけど、そういうことはあまり関係なく、チームに還元できることはしっかり発信したり、本当にまずは1勝するという準備を欠かさずにやっていきたいと思います」

(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)



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