「誰が決めてもいい」3年前の“再現”には無関心も…三笘薫が望むもの「メリットしかない」

日本代表の三笘薫【写真:(C) JFA】
日本代表の三笘薫【写真:(C) JFA】

前回カタールW杯予選は三笘のゴールで本大会出場が決まった

日本代表が3月17日、26年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン戦(同20日)に向け、千葉県内で練習を開始した。MF三笘薫(ブライトン)は3年前の“再現”には無関心も、変わらぬ思いを明かした。

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 エースの心境は穏やかだった。22年3月24日に行われた前回カタールW杯最終予選のオーストラリア戦(シドニー)では、代表初得点を含む2得点をマーク。W杯出場に導き、一躍シンデレラボーイとなった。今回も3年前の“再現”が期待される中、「もう一番は勝つことが大事ですし、どんな形でも、競ってでも決まることが大事ですし、内容よりも結果が大事。誰が点を決めても、チームが勝てばいいかなと思います」と話した。

 前回のカタールW杯予選は第6戦のオマーン戦が初出場。オーストラリア戦で2得点を決めたとはいえ、あくまで“脇役”だった。今回は違う。初戦の中国戦で1得点を挙げるなど、ここまで予選6試合中5試合に先発。主役としてチームを牽引してきた。だが変わらぬ思いはある。

「(当時は)W杯が決まったのはすごくうれしかったですけど、それ以前に出場機会が少ない中で、あのチームでの立ち位置も大事でしたし、結果を出すことに必死でやっていた。そういう反骨心は常に持ってやりたいなと思っています」

 バーレーン戦に勝利すれば、8大会連続8度目のW杯出場が決まる。本大会までの1年3か月を新戦力の発掘などチーム強化に充てることができる。日本史上初のベスト8進出へ大きな追い風となる。

「もちろんメリットしかないと思います。早めに決めることで世界を意識した戦い方もできると思いますし。そこを見据えて、コンディショニングもそうですし、競争も始まると思いますし。分析も始まってくると思うので、色んないいことが多いかなと思います」

(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)



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