日本代表に起きた“日常の変化”「最初は引かれてた」 長友佑都が実感「受け入れてくれ始めた」

日本代表の長友佑都【写真:徳原隆元】
日本代表の長友佑都【写真:徳原隆元】

森保Jは17日に始動

 森保一監督率いる日本代表は3月17日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選バーレーン戦(20日=埼玉)、サウジアラビア戦(25日=埼玉)に向けて始動した。DF長友佑都は「熱いものを後輩たちが受け入れてくれ始めたなっていう感覚がある」と、代表での日常の変化を口にした。

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 日本は最終予選を5勝1分とグループCの首位を独走中。20日のバーレーン戦で勝利すれば、2位以内が確定して史上最速でのW杯出場が決まる。17日にはチームが始動し室内で汗を流したが、長友は「足元をすくわれるという経験を何度もしてるのでそこはしっかりと引き締めたいなと思います」と出場権獲得は楽勝というムードに釘を刺した。

 今の代表では森保監督や10番の堂安律らがW杯優勝を公言しているが、「これまでも(本田)圭佑だったり、(香川)真司だったり、長谷部(誠)さん、(川島)永嗣さんもずっとそういうのは熱く話してきた部分もあった。だけど後輩たちは最初の頃、そんな熱い話をしてたら、なんか熱すぎて引かれるというか、なんか自分が取り残されてる感覚になってた」と数年前までの代表を振り返った。

「だけど今なんかお互い食事の席でも、そういう熱い話をして、何か自分のエネルギーとかそういう熱いものを後輩たちが受け入れてくれ始めたなっていう感覚がある。今日もちょうどみんなと話してたら、そういう話になったんすけど、みんな俺のこのエネルギーを受け止めてくれるようになったなと思います。すごく居心地がいいよっていう話をちょうどしてたんですよね。そのぐらい何か浮いてた感があったのが、何か馴染み始めたっていうのは自分にとっては非常に嬉しい部分。そういう暑苦しい話ができる後輩たち、仲間ができてるっていうのは非常に嬉しいですよ」と代表での日常や、意識などが変化していることを明かした。

「(代表への思いを伝える意味でも長友の存在意義は)あると思ってくれれば嬉しいですし、それを伝えるための一つの僕の任務といいますか、与えられた役割だと思ってる。意識は特にしてないんですけどね。ただここに来ると熱い思いが込み上げてきて、多少空回り感も出るんですけど、それでもその気持ちになれるっていうのはやっぱり日本代表ならではというか、ここで戦うことを噛み締めている」と長きに渡り代表で活躍している思いを語った。

 長友は今大会の最終予選でメンバー外を味わうなど、まだ一度も出場機会はないものの、チームでは持ち前のキャラクターで存在感を発揮しチームを鼓舞しているが、残りの予選や本体でどう影響を与え、目標であるW杯優勝に導くのか、一挙手一投足から目が離せない。

(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)



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