日本人7人の欧州クラブ降格危機 審判の判定に監督激怒「我々を追い出したいと言えばいい」

シント=トロイデンの降格プレーオフ行きが決定した【写真:Getty Images】
シント=トロイデンの降格プレーオフ行きが決定した【写真:Getty Images】

シント=トロイデンは降格プレーオフへ、マズー監督の怒りが収まらず

 日本人7選手が所属するベルギー1部シント=トロイデンVVは現地時間3月16日にリーグ戦のレギュラーシーズン最終節(30節)でルーベンと対戦し、2-3で敗れた。この結果、16チーム中14位となり下位4チームで戦う降格プレーオフに回ることが決まった。フェリス・マズー監督は試合後に「理解できない」と判定への不満をぶちまけていた。

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 勝てばヨーロッパカップ戦の権利獲得を争うヨーロッパプレーオフ(7位から12位)に入る可能性もあったシント=トロイデンだったが、後半15分にDFレイン・ファン・デルヘンが退場に。数的不利を強いられたなか、2-2で迎えた後半38分にルーベンにPKを献上し、決勝点を奪われた。

 シント=トロイデンのマズー監督は試合後の会見で「カリメロを演じるつもりはないが、もう限界だ。ここにいる人のなかで私と同じ考えを持つ勇気ある人はいるか?」と記者陣に向けて問いかけていたという。

 指揮官はルーベンのFWレキンシオ・ゼーファイクの激しいタックルに対してイエローカードが出なかった一方で、ファン・デルヘンが退場となった判定について「理解できない! 彼らは11人で戦い、我々は10人で終わった」と苦言を呈した。

 さらに、怒りが収まらない様子のマズー監督は「いつまで審判を守るつもりなのか。我々にとってこれは3回目ではなく、おそらく7回目だ。今季、我々は相手に11回くらいはPKを許している。シーズンの最初にSTVV(シント=トロイデン)を追い出したいと言えばいい。我々の人工芝のピッチに反対していることを認めるべきだ。私がおかしいのかもしれないが、陰謀が見える」などとまくし立て、クラブが不当に扱われているとの不満をぶちまけていた。

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