189cm長身助っ人がJデビュー 合流してわずか1週間…驚きの左サイド起用“意図”を紐解く

ヒュメットが途中出場でデビュー
ガンバ大阪は3月16日、J1リーグ第6節で横浜F・マリノスと対戦し、0-2で敗戦した。新加入のトルコ人FWデニス・ヒュメットが途中出場でJデビュー。驚きの左サイドでスタートして、途中から最前線も務めた。長身189センチの“新兵器”の適正ポジションを本人や周囲の言葉から紐解く。
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G大阪にやってきたヒュメットが日本のピッチに立った。後半26分からFW山下諒也に代わって途中出場。最初は左ウイングに入り、トップ下にFW宇佐美貴史、右ウイングはFW満田誠、1トップはFWイッサム・ジェバリが務める驚きの攻撃布陣を形成した。
「相手のポゼッションされている時間も少しあったので、そういった面で黒川(圭介)サイドを助ける狙いがあった。自分たちもしっかりボールを持ちながら相手を押し込むことができたので、中に入りながら攻撃の厚みを持たせる狙いがあった」
ダニエル・ポヤトス監督は左サイドで起用した意図を説明。後半39分にジェバリが下がってからは1トップの位置に入った。ヒュメット自身も中央での手応えを感じたようだ。
「自分のポジションは実際センターフォワードかも知れないけど、別に左に入ることも抵抗はない。監督の指示を僕はやるだけなので、実際にやっぱりしっかりとしたエネルギーを注入したいなかでしっかりとできればいい」
まだ合流してから1週間。「順応期間だった」といい「もっとできるように自分を磨いていくだけでシュートも打てたので自分の能力を見せていきたい」。チームメイトとのコミュニケーションも試行錯誤している。宇佐美は「まだ分かりかねない。左ウイングで出てきましたけど、ちょっとツートップの左のようなポジションを取っていましたしやっぱり中でやりたい選手だと思うんです。彼自身コミュニケーションもそこまで多く取るタイプではないので、しっかりもっと馴染んでいく時間というのも少し必要なのかな」と、現況を明かした。
ここから国際Aマッチウィークに突入し、ルヴァンカップを挟んで、じっくり練習に取り組める。“新兵器”ヒュメットを最大限に生かすためにもかなり貴重な時間になりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)