FC東京出身の24歳…緑一面の光景に「地元でプレーできる幸せ」 緊急出場で示した実力

東京Vの平川怜【写真:徳原隆元】
東京Vの平川怜【写真:徳原隆元】

東京Vの平川怜「試合後の勝利のラインダンスはよかったと思います」

 FC東京の下部組織で育ったMF平川怜は今シーズン、ジュビロ磐田から東京ヴェルディに完全移籍した。3月15日に行われたJ1第6節の名古屋グランパス戦では、チームの心臓でもあるMF森田晃樹が前半途中に負傷。そんなチームの象徴に代わる選手としてピッチに送り出さることになった。

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 平川が投入されたとき、チームはMF森島司に先制点を許して1点を追う状況だった。途中出場で試合に入っていくのは簡単なことではないが、持ち前の運動量や球際の強さを発揮して流れを呼び込み、長短のパスを繰り出して後半の逆転につなげていった。

 試合を振り返って平川は「自分が長い時間プレーして、チームを逆転させることができたので、それは自分にとってすごく大きい。これを自信にしながらもっともっと良いプレーをするというか、(ゴールやアシストという)結果につなげていきたい」と、胸を張った。

 今季のホーム初勝利について「ホッとしていますし、これでようやくチームの一員になれたと思うので、これからもっとチームを救うプレーとか、自分が勝たせる意識でプレーしたい。FC東京ではなかなか(味スタで)ピッチに立てなかったので、こういう感覚は久しぶりでしたし、やっぱり(味スタでの勝利は)いいなと思います」と喜び、「試合後の勝利のラインダンスはよかったと思います。緑一面の光景でしたけど、自分はすごく嬉しいですし、地元でプレーできている幸せを改めて感じました」と、充実の表情を見せた。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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