開幕4連敗でも…敵地ジャック「秋田の応援は聞こえなかった」 負の連鎖を止めた声援

札幌の近藤友喜(写真は昨季のもの)【写真:徳原隆元】
札幌の近藤友喜(写真は昨季のもの)【写真:徳原隆元】

札幌の近藤友喜がサポーターに感謝「時間も手間もかかっているだろうし」

 北海道コンサドーレ札幌は3月15日、J2リーグ第5節でブラウブリッツ秋田に3-1で勝利した。J2優勝とJ1昇格という目標を掲げながら、開幕4連敗スタートを切った札幌だったが、アウェーにもかかわらず多くのサポーターが集結。2点目を決めたMF近藤友喜も、「秋田の応援は聞こえなかった」と感謝を語った。

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 昨シーズンはJ2降格を味わいながらも孤軍奮闘の活躍を見せ、オフには残留を決断していた近藤。今季は札幌のキーマンと見られていたが、2人で対応されるなど徹底マークに苦しんでいた。しかし、この日は4バックを採用したこともあって縦横無尽に躍動。MF青木亮太のクロスを左足で見事に流し込んだ。

 近藤は試合後、「秋田の応援は聞こえなかった。人が多い割に聞こえないなとは思っていましたけど、それは逆に札幌の声が大きかったのかなと思う」とサポーターについて言及。「ホームのような雰囲気で試合ができたので、そういう雰囲気を作ってくださったのは、すごく感謝しています」と笑顔を見せた。

 北海道と秋田の移動手段は空路の他、苫小牧-秋田のフェリー航路があるが、強風の影響で試合直前の便が欠航。サポーターは苫小牧-八戸、室蘭-青森などさまざまな経路を辿って試合会場に押し寄せた。近藤は「時間も手間もかかっているだろうし、本当に勝ち点3を届けられたのはよかった」とホッとした表情も見せた。

 大分トリニータとの開幕戦を皮切りに、ここまでのアウェー3試合では大勢の相手サポーターに圧倒された。近藤も「ちょっとアウェー感が強かった印象もあった」と嫌な流れを感じていたが、負の連鎖もこの日で断ち切った。アウェーでの圧倒的な声援は、札幌の強み。逆襲へ大きな力になるのは間違いない。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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