目指せ“二桁得点”「S・ラモスは4試合で3得点を決めている」 2戦連発DFの向上心

綱島は前節の新潟戦に続くゴール
東京ヴェルディは3月15日に行われたJ1リーグ第6節の名古屋グランパス戦に2-1で勝利し、勝ち点を「7」に伸ばした。相手に先制点を許し、キャプテンのMF森田晃樹が前半途中に負傷交代する苦しい一戦でチームを救う決勝ゴールを挙げたのは、前節のアルビレックス新潟戦(2-2)でもゴールを決めたDF綱島悠斗だった。
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後半28分、コーナーキック(CK)を得た東京Vは、1点目を決めたFW山見大登がキッカーを務める。ボールが蹴られる前、綱島はDF谷口栄斗と何かを話し合っていた。この時はチーム内で決められたポイントのうち、誰がどこに行くかを確認していたという。
そしてうまくマークを外した綱島は、打点の高いヘッドでゴールネットを揺らした。「セットプレーは、練習から結構、良い感覚があったので狙いどおりでしたし、本当にボールがすごく良かったので。前節もそうですけど、自分は合わせるだけだったので、本当に周りには感謝したい」と、正確なボールを蹴った山見に感謝した。
DFながら2試合連続のゴールを挙げたことについては「前節はゴールを決めたけれどチームを勝たせたいと思っていたので、そこは正直、嬉しい気持ちはあるんですけど」と言う綱島だが、目指すのはさらに上だった。
「世界を見た時にセルヒオ・ラモスは4試合で3得点を決めているので、自分が目指すところはそっちなのかなと思うと、まだまだ得点を決められたシーンはいくつもありました。今日はたまたま1点決められましたが、2、3回チャンスが続いてきたので、そこをすべて決められる実力をつけたいなと思います」と、メキシコ1部モンテレイに加入して4試合で3得点を挙げている元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスを目標に据えた。
目標はシーズン10ゴールと聞かれると「はい」と答えた綱島は「10ゴール取るためには連続得点もそうですし、複数得点はやっぱり取らないといけない。前期だけで10ゴール取るくらいの勢いで、そこを目指してやっていきたい」と、ゴールを量産できるDFへの進化を誓った。