未勝利チームに起こる悪循環「今日もまたか」 名古屋DFが明かす“負の精神面”「活気がない」

名古屋DF三國が1-2敗戦の東京V戦を振り返った
名古屋グランパスは3月15日、J1リーグ第6節で東京ヴェルディと対戦し1-2で敗れた。先制点を奪いながらも後半立て続けに失点を許した展開に、DF三國ケネディエブスは「苦しい時間帯でしっかり守りきれてないから、今勝利がないっていう状況だと思う」と言及している。
【PR】ABEMA de DAZN、日本代表選手の注目試合を毎節2試合無料生中継!
1997年以来28年ぶり開幕5戦未勝利の名古屋は、1勝1分3敗の東京ヴェルディホームに乗り込んだ。試合は名古屋がいい入りを見せると前半21分、パスをつないで最後はMF森島司が流し込んで先制した。
後半に入ると東京Vに押し込まれ、同18分にカウンターから被弾。さらにその10分後にもコーナーキックから失点を許し逆転負けを喫した。開幕から6試合未勝利が続くが「毎試合のように複数失点してるなかで、やっぱりどこかで失点してしまうと、みんなまたかというふうにどこかで思うと思いますし、そういったとこのメンタリティーっていうのが良くない方向に少しは出てたんじゃないかなって思います」と三國はここまで6試合で14失点とリーグワーストの状況を振り返った。
「失点したときにチームの活気っていうのがちょっとなくなってしまうと感じるんで、どう立ち振る舞うかっていうところが大事。ピンチの時や失点した時に1人1人のメンタリティーっていうのが今はちょっと弱いのかなと思う」と悪い流れや失点した場面でのチームの雰囲気や立ち振る舞い、耐えられていない状況を指摘した。
それでも、「苦しい時間帯でもしっかり耐えて全体で守れてれたし、開幕してから6試合ですけどいい形でプレーはできてると思います。自分たちのやり方が悪い時に失点しがちなので、そこの修正は本当にしていかないといけないと思いますけど、耐えれるようになったら本当に優勝を狙えるチームと思います。チャンスの形が増えてきてると思うんで、そこは進歩してるかなと」と、ポジティブ面も挙げた。昨季ブレイクも今季は前節のリーグ戦で先発を外れるなど、チームも含めて苦境なシーズンとなっているが、ここから巻き返せるか注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)