豪州出身の新指揮官が「すべて僕の責任」 わずか1勝…5戦未勝利の壁に落胆「協議したい」

【写真:徳原隆元】
【写真:徳原隆元】

アーサー・パパス監督が試合後に現況について語った

 セレッソ大阪は3月15日、J1リーグ第6節の横浜FC戦で0-2の完敗を喫した。開幕戦でガンバ大阪に勝利して以降、5戦未勝利。新体制で鮮やかなスタートを切ったが、なかなか勝ち点3を奪い切れず、苦戦している。アーサー・パパス監督は「戦術よりも個々の力が足りないところがあった。すべて僕の責任」と落胆した。

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 雨の敵地で自慢の攻撃陣が完全に封じ込められた。序盤から相手にペースを握られて前半27分にはDF2人で囲い込むも、突破を許し先制点を献上。後半立ち上がりにも失点を重ねて、攻撃は不発に終わった。

 相手よりも球際、強度で上回れず、指揮官は「自分たちが作りたかった形、勇気が足りなかった。1失点目は相手1人にかわされてポジショナルサッカーとして難しさを感じた。戦術よりも個々の力が足りなかった」と猛省した。

「簡単にボールを失いすぎた。ボールを動かすパスを動かす、パスをつけたり、ターンだったり、ボールをキープして前に進んでいかないといけない。すべて僕の責任だし、自分が気をつけないといけないと思っていても、うまく試合ではできていなかったところもある。高い位置でボールを奪えれば。責任は僕にあるので必ずここは修正します」

 これで5戦未勝利となった。開幕戦はG大阪を圧倒して5-2で勝利。だが、その後連敗を喫して直近2試合で引き分け。全試合で失点しており、とうとう攻撃陣もゴールをこじ開けることができなかった。だが今季から就任した指揮官は「6試合終えたところで38試合ある。どういう状況から這い上がっていくか協議したい」。開幕戦のような勝利を。チームは這い上がるためまず一戦一戦を見つめ直す。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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