名古屋が泥沼の開幕6戦未勝利 鬼門で勝利ならず…今季初の先制も東京Vに逆転負け

名古屋は先制するも後半の2失点で逆転負け【写真:徳原隆元】
名古屋は先制するも後半の2失点で逆転負け【写真:徳原隆元】

森島弾で先制も後半に2失点

 J1は3月15日に各地で第6節を行い、味の素スタジアムでは今季ホーム初勝利を目指す16位の東京ヴェルディと未勝利で最下位に沈む名古屋グランパスが対戦した。直近3試合連続で先制を許していた名古屋は前半21分に先制点を挙げたが、後半に逆転されて2015年5月23日(FC東京戦〇1-0)以来勝ち星のない鬼門・味の素スタジアムでの勝利を逃し、開幕6試合未勝利となった。

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 前節の新潟戦(2-2)と同じ先発イレブンで試合に臨んだホームの東京Vに対し、名古屋は前節のC大阪戦(1-1)で負傷者が出たこともあり、先発5人を入れ替えてこの一戦に臨んだ。序盤、初勝利の欲しい名古屋が攻める展開になり、開始6分までに2本のシュートを枠内に飛ばすが、GKマテウスに阻まれて得点ができない。

 試合が膠着してきたなか、前半21分に名古屋は相手陣内でボールを奪うと今季初先発のFW浅野雄也がエリア内のMF稲垣祥にロングパスを入れる。稲垣が落としたボールをMF森島司が受けて左足でシュート。これが決まって名古屋が先制点を挙げた。

 先制を許した東京Vをさらなるアクシデントが襲う。相手と競り合った際にキャプテンのMF森田晃樹が負傷。一度はプレーに戻ったものの前半33分にMF平川怜と交代になる。このまま前半は名古屋が1点をリードして終了した。

 東京Vは後半19分、中盤でFW木村勇大がボールを奪うと、FW染野唯月のパスを受けたFW山見大登が仕掛ける。後半開始から投入されていたアタッカーは左足を振り抜くと、相手DFに当たったボールはGK武田洋平の脇下を抜けてゴールに決まり東京Vが1-1に追い付いた。さらに東京Vは同28分にも山見のCKからDF綱島悠斗がヘディングで2試合連続となるゴールを決めてチームを逆転に導いた。

 リードされた名古屋はFW杉浦駿吾をデビューさせるなど、交代選手で流れを変えようとするものの最後まで追い付くことはできず。東京Vが2-1の逆転勝利で今シーズン2勝目を挙げた。一方、名古屋は2分4敗となり1997年シーズン以来開幕6戦未勝利となり、最下位脱出はできなかった。

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