1トップ初挑戦の大胆策も? DF陣招集7人のみ…“負傷者続出”森保ジャパンの「布陣考察」

日本代表3月シリーズの予想スタメンを考察【写真:ロイター】
日本代表3月シリーズの予想スタメンを考察【写真:ロイター】

会見で発表された

 日本サッカー協会(JFA)は3月13日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン戦(20日)、サウジアラビア戦(25日/ともに埼玉)に向けて日本代表メンバー25人を発表した。森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)が会見に出席し、負傷者が続出した守備陣からは7人のみの選出となった。25人の発表となり、あと2人は追加招集する意向。アクシデントはありながらも、約9か月ぶりにDF伊藤洋輝が復帰するなど“新・最終ライン”には期待が懸かる。

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 DF陣は谷口彰悟、冨安健洋、町田浩樹らが負傷中。7人の招集にとどまり「いろいろな選手を見ながらいろいろな選手を戦力としていけるように、W杯の出場を決めた後に試すこともしっかりやっていきたい」と話した。長期離脱していた伊藤が復帰したことで、3バックの左に入ると見られる。

 ボランチも大黒柱のMF守田英正が3月9日に負傷から復帰したばかり。コンディション重視でMF遠藤航とコンビを組むのはMF田中碧の可能性もある。

 1トップもFW上田綺世が復帰したところで、長い時間プレーしていない。そのなかで直近10戦12発と絶好調のFW前田大然が1トップ起用される可能性が高まり、指揮官は「ヨーロッパでも数字としての結果は持っている能力の中でタイミングや状況に合わせた最適なプレーをできるようになって、より攻撃面が上がってきている」と“得点力”に期待を寄せた。もう1人1トップ候補に森保監督が名指ししたのがMF中村敬斗。日本代表ではウイングバックやシャドーでの起用だったが、初挑戦の1トップとなればW杯本大会へ向けて新しい試みだ。

 シャドーの組み合わせもさまざま。MF南野拓実は直近5戦4発2アシストと好調を維持している。MF鎌田大地やMF久保建英、MF伊東純也、MF旗手怜央らが候補となってくる。

 森保監督は25人しか発表していないものの、「基本的には27人になるようにしたい」と週末の試合を見て最終的に2人の追加招集を決める意向。FW小川航基らの状態を確認して、勝てば掴むことができる“北中米切符”を確実に手にしたい。

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