J1広島、無念のACL2敗退 ジャーメイン痛恨一発レッドで劣勢、6-1リードも没収試合が響き終戦

ACL2準々決勝第2戦で1-1ドロー、合計スコア1-4での敗退
J1サンフレッチェ広島は3月12日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)の準々決勝第2戦でライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)と対戦し、1-1で引き分け。後半にFWジャーメイン良が痛恨の退場処分を受けるなど苦しい試合となり、没収試合扱いとなった初戦との合計スコア1-4での敗退が決まった。
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広島はホームの初戦を6-1の5点差で試合終了のホイッスルを迎えた。しかし、途中出場した新加入のMFヴァレール・ジェルマンが前所属チームで受けた退場処分により、クラブチームでのアジアサッカー連盟(AFC)主催大会で出場停止を抱えていたことが発覚。出場資格のない選手をピッチに立たせたことにより没収試合の扱いとなり、記録は広島が0-3の敗戦で初戦を終えたことになった。
ホームで5点差をつけた実力から敵地での最低でも3点差をつけ90分を終えるミッションも不可能ではないと思われた。序盤から広島は5-4-1で守備ブロックを作るライオンシティを押し込んで攻撃を仕掛けた。しかし前半20分、前掛かりの広島は前線のシンプルなコンビネーションでFWレンナルト・ティーに抜け出され失点してしまった。
これで4点が必要になった広島だが前半34分、ゴール正面でフリーキックのチャンスを得ると18歳MF中島洋太朗が直接蹴り込み、この試合のスコアをタイに戻して前半を終えた。しかし後半5分過ぎ、クロスに対してゴール前でポジションを争っていたFWジャーメイン良が相手選手とやり合いになり、腕付近が相手選手の顔に入ってしまう。主審はこの行為にレッドカードを提示し、ジャーメインが退場処分に。広島は1人少ない状態での戦いを余儀なくされた。
夜でも気温30度近く、慣れない人工芝で約40分間を10人での戦いとなった広島はそれでも積極的にボールを追い、攻撃に人数を掛けて奮闘した。しかし、際どい場面こそ作ったもののゴールを奪うことはできず第2戦は1-1で終了。2戦トータルは1-4で無念のACL2敗退となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)