J1勢で明暗…神戸まさかの敗退、川崎&横浜FMが8強入り ACLEベスト8進出クラブ決定

J1神戸はACLE敗退に【写真:Getty Images】
J1神戸はACLE敗退に【写真:Getty Images】

ACLE・東地区のラウンド16・第2戦開催、8強進出チームが出揃う

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)は3月12日、東地区のラウンド16・第2戦の2試合を行い、J1王者・ヴィッセル神戸は光州FC(韓国)に屈し、敗退となった。一方、川崎フロンターレは勝ち上がりを決め、前日に上海海港(中国)を退けた横浜F・マリノスを含め、Jリーグ勢は2クラブがファイナルステージへ駒を進めている。

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 川崎はホームで上海申花(中国)と対戦。強い雨が降る等々力陸上競技場で第1戦を0-1で落としていた川崎は立ち上がりからボールを保持して攻め立てる。なかなか決定機を生かせなかったが、前半24分にはDF佐々木旭が左足で強烈なミドルシュートを決めて1-0とリードして前半を折り返す。

 後半の立ち上がりには元ブラジル代表MFテイシェイラを中心とする上海申花に危ない場面を作られる。それでも無失点で耐えると、後半19分に右サイドから佐々木が入れたクロスにFWエリソンが右足で合わせてゴールネットを揺らす。2試合合計スコアを2-1とした川崎は勢いづき、同23分にはパスワークで上海申花の守備を崩してFW伊藤達哉が追加点、同ATにはFWマルシーニョもダメ押し弾を決め4-0で勝ち切った川崎は2戦合計4-1とし、逆転でベスト8進出を果たした。

 神戸はアウェーで光州FCと対戦。ホームでの第1戦をFW大迫勇也とMF井出遥也のゴールで2-0と先勝して迎えたなか、前半18分にフリーキックからFWパク・ジョンインに頭で決められ先手を許す展開に。その後もホームチームの反撃を受ける形となり、1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

 後半も守勢を余儀なくされた神戸は、ベンチスタートだったFW武藤嘉紀、新加入FWエリキらを投入。限られたチャンスを生かしきれずに迎えた同40分、ペナルティーエリア内でDF岩波拓也がハンドの反則を取られると、これをMFヤシル・アサニに決められ、2戦合計2-2に追い付かれる。

 試合は15分ハーフでの延長戦へ。膠着状態が続いたなか延長後半13分、アサニにミドルシュートを決められ0-3で敗戦。2戦合計2-3と逆転され、大会から姿を消した。

 この結果、ACLEはベスト8進出チームが決定。10日、11日に行われたラウンド16第2戦で、東地区は横浜FM、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)、西地区ではアル・ヒラル、アル・アハリ・サウジ、アル・ナスル(すべてサウジアラビア)、アル・サッド(カタール)が準々決勝へ駒を進めており、サウジ勢が最多の3チームを占めた。

 なお、準々決勝以降のファイナルステージはサウジアラビアでの集中開催(4月25日~5月4日)となり、1回戦制(90分で決着が付かない場合、15分ハーフの延長戦&PK戦により勝者を決定)を採用。対戦カードの組み合わせ抽選は17日に実施される。

■ACLEファイナルステージ進出クラブ&日程

【西地区】
アル・ヒラル(サウジアラビア)
アル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)
アル・ナスル(サウジアラビア)
アル・サッド(カタール)

【東地区】
横浜F・マリノス(日本)
ブリーラム・ユナイテッド(タイ)
川崎フロンターレ(日本)
光州FC(韓国)

準々決勝(4月25、26日)、準決勝(29日、30日)、決勝(5月4日)

(FOOTBALL ZONE編集部)



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