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隣の人と手を握り合い…両手を掲げ「今見ても涙が止まらない」 被災地に捧げた魂の歌声

東日本大震災から14年、2011年4月23日に行われた川崎vs仙台に再脚光
3月11日で東日本大震災から14年を迎えた。Jリーグでは震災を風化させないため、今でも各クラブが被災地支援を続けている。そんななか注目を集めているのは、2011年4月23日に行われた川崎フロンターレvsベガルタ仙台の一戦。仙台サポーターの歌声に「今見ても涙が止まらなくなる」と声があがっている。
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震災から約1か月後、等々力陸上競技場(現Uvanceとどろきスタジアム)で行われた一戦は、試合前から異様な空気が漂っていた。激しい雨が降りしきるなか、選手入場前には仙台サポーターが「カントリーロード」を熱唱。隣のサポーターとがっちりと手を握り合い、両手を高く掲げ故郷を思う歌を響かせた。
あれから14年が経ったが、SNS上では伝説の光景に今もさまざまな声が寄せられている。「サッカーの力はこれほどすごいと思った日はない」「小学生のときだったけど今でも覚えてる」「スポーツの素晴らしさが詰まった瞬間」「いつ見ても胸が熱くなる」「後世に語るべき試合」といったコメントが並んでいる。
試合は前半38分にDF田中裕介のゴールで川崎が先制。しかし、後半26分にMF太田吉彰がスライディングしながら放ったシュートが、相手DFに当たってゴールに吸い込まれる。さらには後半42分、FKからDF鎌田次郎が豪快なヘディングで逆転弾。実力以上の力を発揮した仙台が、被災地に捧げる勝利を届けている。
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