元日本代表が絶賛…逸材23歳が「怪物になりそう」 森保監督へ推薦「2トップで試す」【見解】

【専門家の目|太田宏介】湘南の福田翔生、鈴木章斗の2人を推薦
森保一監督が率いる日本代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン戦の結果次第で本大会出場が決まる可能性がある。日本代表DF太田宏介氏が期待する初招集期待の人材を取り上げていく。Jリーグの同じクラブから2人の名前が挙がった。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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日本代表はここまで、W杯アジア最終予選で圧倒的な強さを見せている。5勝1分、計22得点2失点。アジアで示す攻撃力を担う最前線には、FW上田綺世(フェイエノールト)や小川航基(ナイメヘン)、大橋祐紀(ブラックバーン)らが起用されてきた。2月にその上田、小川が負傷。すでに小川は戦線復帰、上田も先日に公式戦のピッチに戻ってきたばかりだが、新戦力が試される可能性はあるのか。
太田氏はそんなFW陣に推す2人をピックアップ。Jリーグから、湘南ベルマーレの2トップ福田翔生と鈴木章斗を絶賛する。「めちゃくちゃ面白い選手ですよね。ゴール数(ともに昨季10得点)もそうですが、そこに至るまでのプレーのクオリティーがかなり高い」と、代表入りも十分可能な人材として名前を挙げた。
「福田は23歳、鈴木に関してはまだ21歳です。上田選手や小川選手は、1トップで構えて勝負するタイプ。前線に1人を置く陣容の日本代表なので難しいかもしれませんが、湘南が誇る2人を並べ、違うタイプの2トップで試すのは面白い試みだと思いますけどね」
特に福田はJFL(日本フットボールリーグ)からステップアップしてきた苦労人。「福田選手は下から積み上げてJ1まで来ました。湘南に行ってまだそこまで時間も経っていませんが、この短期間での成長とパフォーマンスを見せています。このタイミングで代表に呼ばれるなら、半年後、1年後には怪物になりそうな予感もあります。ギラギラ感もたまらないんですよね」と、太田氏の言葉も期待に満ちあふれていた。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。