三笘はスタメン出場

　イングランド1部ブライトンは現地時間3月8日、プレミアリーグ第28節フルハム戦に挑み2-1で逆転勝利を収めた。日本代表MF三笘薫は怪我も心配されたがスタメンでピッチに立ち、一度ネットを揺らすも直前に味方のオフサイドで認められず。それでも三笘は後半41分までピッチで奮闘。チームは劇的勝利を収めている。

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　対フルハム戦において、ブライトンは未だプレミアリーグでの勝利がない。三笘は年明けから好調を維持しており、2025年1月以降で公式戦11戦5ゴール1アシストの記録を残す。ホームのフルハム戦でもスタメン出場したなか、ブライトンがボールを保持する展開でゲームが進む。

　序盤はシュートまで持っていく場面が作れなかったブライトン。前半27分に中央を崩しFWジョアン・ペドロが右足を振り抜くも、これはGKに防がれた。直後には前線で相手を取り囲むように三笘も加わり献身的守備を披露。好調のチーム状況が表れていた。

　しかし前半35分、フルハムFWアレックス・イウォビがスピードに乗ったドリブルで右サイドを突破。抜きらずに右足で鋭いアーリークロスを送る。ペナルティーエリア内、ブライトン選手2人がいるなかFWラウル・ヒメネスがうまく胸トラップで収めるとそのまま左足のボレーでゴールネットを揺らした。

　こじ開けられ先制点を許したブライトン。それでも前半41分に同点に追い付く。相手陣地やや左からフリーキックを得ると、MFヤシン・アヤリのフィードにDFヤン・ポール・ファン・ヘッケが飛び込んだ。ファン・ヘッケはブライトンでの自身初ゴールとなった。

　後半10分にはFWヤンクバ・ミンテが右で抜け出し中央へ送ったボールを、三笘が押し込んで勝ち越しかと思われたがこれはオフサイドの判定に。素早いVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）チェックも入ったが覆らなかった。

　後半41分に三笘は下がり、終盤には交代で入ったFWシモン・アディングラがネットを揺らすもこれもオフサイド判定。それでも同アディショナルタイム5分。FWジョアン・ペドロがペナルティーエリア内で倒されPKを獲得する。ペドロ自ら決めてブライトンが劇的な勝利を収めた。