20歳逸材が5戦4発も「あんまわからない」 今季好調の秘訣告白「去年から持つように」

北野颯太が躍動中【写真:柳瀬心祐】
北野颯太が躍動中【写真:柳瀬心祐】

C大阪FW北野颯太は名古屋戦で先制ゴール

 セレッソ大阪は3月8日に行われたJ1リーグ戦第5節で名古屋グランパスと対戦し1-1のドローに終わった。この試合で先制点を決めたC大阪FW北野颯太は今季5試合で4ゴールとなったが、好調の要因について言及した。

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 C大阪は開幕戦の大阪ダービーでガンバ大阪に5-2で快勝スタートも、その後1分2敗という状況でいまだ未勝利の名古屋をホームに迎え撃った。試合は両者チャンスを作るも決めきれずという展開が続くも前半アディショナル4分、MF喜田陽のパスに抜け出したFW中島元彦がマイナスへ折り返すと、そこに走り込んだ北野が右足を振り抜きネットを揺らした。

 このシーンについて北野は「いい縦パス入って、(喜田)陽くんからもっくん(中島)に、もっくんもめちゃめちゃいい動き出ししてくれて、そこのポケットを取れた。僕はマイナスで待ってただけなんですけどあれはチームの得点で、あの形をもっともっと増やしていけたらなと思います」と振り返った。

 試合はその後C大阪ペースも追加点を奪えず、逆に追い付かれて1-1のドローで終わった。2022年からプロ生活の北野はこれまで3シーズンで4ゴールだったが、今季はリーグ戦5試合4ゴール1アシストとすでに過去3年と同じ数字を記録している。

「個人的なところで言えば調子はいいと思う。でもやっぱりチームを勝たせるゴールを取りたいしもうそういう立場だと思うんで、自分のことだけじゃなくてチームのことも考えながらっていうのはあります。(好調な要因は)別に特にあんまわからないでけど、責任だったりそういうのは去年のシーズン途中から持つようになりましたし、俺が勝たせるっていう思いがより強くなってきてる。そんなところです」と今季の好調な要因がマインド面であり、責任感からくるものだと明かした。

 チームは4戦未勝利と波に乗れないなかで、代表ウィーク前の次節はアウェーで昇格組の横浜FCと対戦する。20歳と若きアタッカーがチームを勝ちに導けるのか活躍に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)



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