J1浦和、なりすましサポ1名に無期限入場禁止処分 アウェー湘南戦で違反行為「申し訳ない」

浦和が違反行為者1名を処分【写真:Getty Images】
浦和が違反行為者1名を処分【写真:Getty Images】

クラブ公式発表

 浦和レッズは3月7日、J1リーグ第3節・湘南ベルマーレ戦(1-2)において、来場者による試合運営管理規定違反行為が発生したことを発表し、該当者に無期限入場禁止を下した。

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 クラブによると、2月26日にレモンガススタジアム平塚にて開催された試合終了後、レモンガススタジアム平塚内場外トイレの扉を蹴る破壊行為、および度重なるスムーズな試合運営を妨げる行為があったとされている。

 違反行為に及んだ1名に対し、浦和は無期限入場禁止の処分(国内外を問わない、2月26日(水)以降に行われる浦和レッズ、浦和レッズレディース、浦和レッズアカデミーが出場する全ての試合)を下した。

 クラブは声明で「処分対象者はかねてより違反行為を行うリスクが高いことが競技運営本部スタッフにより確認されており、昨年5月のお知らせ以降も、スタジアムに来場した際には、試合運営管理規定の違反行為とは認められないものの複数回にわたり周囲の浦和レッズサポーターと深刻なトラブルになりかねない要因となっておりました」と、要注意人物による違反行為だったことを報告した。

 続けて「同処分対象者への対応方針については弁護士や警察への相談も行いながら、競技運営本部スタッフの毅然とした対応で試合運営管理規定違反行為の未然防止に努めてまいりました。本試合当日も来場が確認された時点で、競技運営本部スタッフにより対話を実施し、競技運営本部スタッフ1名と警備員1名の2名で、常に目視できる範囲内で動向を確認し、警戒にあたっておりました」と、厳重な対応に当たっていたことも添えている。

「そのように対策を施しながらも、試合運営管理規定違反行為の発生を未然に防ぐことができずに誠に申し訳ございません。観戦ルールを守って試合観戦をされていた浦和レッズのファン・サポーターの皆さまへも大変申し訳なく感じております。浦和レッズは引き続き、違反行為発生防止施策への注力と、違反事案に対する適時適正かつ毅然とした対応を徹底し、安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に全力を投じてまいります」と誓った。

■処分決定までの経緯

<2月26日(水) 試合当日>
処分対象者による処分対象行為を、弊クラブ競技運営本部所属スタッフが現地にて目視確認。同日中に処分対象者に対する、対面での事情聴取を実施。また処分対象者が、2024年5月16日付で発信いたしました「浦和レッズサポーターになりすました人物に関する注意喚起」にてお知らせしていた人物と同一人物であることを重く受け止め、同日中に「浦和レッドダイヤモンズサッカー試合運営管理規定」ならびに「Jリーグ試合運営罰則規定」との照合と競技運営本部内での検討を経て、競技運営本部としての処分方針を決定し、本人へ通達。本人は違反行為を認め、今後一切の違反行為を行わない旨の念書を取得。

<2月27日(木)~3月1日(土)>
クラブとしての最終処分決定を行うべく、コンプライアンス委員会を委員のスケジュール都合上最短での実施となる3月2日(日)に招集。

<3月2日(日)>
コンプライアンス委員会を実施し、上記処分内容を正式決定。

<3月6日(木)>
上記処分対象者に正式決定した処分を通達。

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