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ミランの劇的同点弾で史上初“昼開催ミラノダービー”は2-2ドロー 長友フル出場、本田は出番なし
勝ち点2差は変わらずEL出場権争いは混沌
ミランは後半に入って反撃に出たものの、後半21分にデウロフェウが左45度付近からゴール右を狙ったシュートを放ったが、インテルの守護神ハンダノビッチが好セーブを見せた。そうしたなかで迎えた同38分、ここまでサイドを封殺していた長友がついに決壊してしまった。
ミランの右ウイングであるFWスソがボールを持ち、止まった状態で長友とマッチアップ。利き足である左足でのキックフェイントに食いついてしまった長友は、スソに縦への突破を許した。そこからの右足クロスを攻撃参加したDFアレッシオ・ロマニョーリが押し込み、ミランが1点を返した。それまでスソに高い位置で仕事をさせない“エースキラー”の名にふさわしいプレーを見せていただけに、長友には痛恨のワンプレーになった。
そして後半アディショナルタイムも6分以上を経過したラストプレー、ミランは右CKを得るとキッカーのスソが中央に入れたボールはファーサイドに流れ、攻撃参加したDFクリスティアン・サパタがボレーシュート。クロスバーとゴールポストに当たったボールはゴールラインを超えたか微妙だったが、ゴールラインテクノロジーによりゴールが認められ、2-2の同点となりそのままタイムアップとなった。
今季のダービーは、昨年11月の対戦ではインテルがラストプレーでのチャンスをペリシッチが決めて2-2で引き分けていたが、今度はミランがラストプレーで追いつく劇的な展開になった。これでミランが勝ち点58の6位、インテルが同56の7位と痛み分けに終わり、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を得られる5位以内の確保へはサバイバルが続くことになった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images