ミランの劇的同点弾で史上初“昼開催ミラノダービー”は2-2ドロー 長友フル出場、本田は出番なし

“チャイナ・ミラン”初陣で後半ATにドラマ サパタのゴールで追いつく

 伝統の一戦、ミラノダービーは劇的な引き分けに終わった。15日のインテルとACミランの一戦は、前半のうちにインテルが2点を先行したが、後半はミランが反撃に出てラストプレーで追いつく驚異の粘りを見せて2-2のドローに持ち込んだ。インテルの日本代表DF長友佑都はフル出場し、ミランの同FW本田圭佑に出番はなかった。

 インテルは昨季終了後に中国資本に株式約70%を売却。ミランも13日に中国資本への株式売却手続きが正式に完了し、“チャイナ・ミラン”としての初戦が“チャイニーズ・ダービー”となった。そのため、中国時間のゴールデンタイムに合わせたミラノダービー史上初の現地時間12:30キックオフのランチタイム・マッチになった。

 インテルは長友がリーグ戦10試合ぶりにスタメン出場したが、立ち上がりはミランのペースだった。前半2分には立て続けにペナルティーエリア内で4本のシュートを放つ波状攻撃となったが、インテル守備陣が体を張ってブロック。同14分には右サイドを切り込んだFWジェラール・デウロフェウのシュートがゴールポストを直撃と、ゴールに迫る場面を作った。

 しかし、先制ゴールは我慢していたインテルに生まれた。同35分、最終ライン近くでボールを受けたMFロベルト・ガリアルディーニがロングボールを送ると、右サイドから回り込むように裏を取ったMFアントニオ・カンドレーバが抜け出し、バウンドを上手く合わせたボレーシュートを決めて先制に成功した。

 さらに同44分、インテルは左サイドをMFイバン・ペリシッチが突破すると、GKと最終ラインの間に鋭いグラウンダーのクロスを供給。これをFWマウロ・イカルディが押し込んで貴重な追加点を挙げ、2-0とリードしてハーフタイムを迎えた。

 

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