欧州日本人は「別次元のレベル」 キャリアハイ更新中の変貌ぶり…識者がMVPへ太鼓判

前田大然は今季公式戦26得点
スコットランド1部セルティックの日本代表FW前田大然は今季公式戦26得点とハイペースでゴールを重ねている。衝撃の活躍ぶりで現地メディアの解説者たちの間ではMVPに推す声も挙がり始めている。セルティック専門メディア「67 Hail Hail」が報じた。
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前田は現地時間3月1日に行われたリーグ第29節のセント・ミレン戦(5-2)で今季リーグ戦12得点目となるゴールを挙げた。直近のリーグ戦7試合で8得点。チャンピオンズリーグでも4得点なども含めると、シーズントータルでは26得点を記録している。
英公共放送「BBC」で解説を務める元スコットランド代表GKキャメロン・ベルは「前田のゴールは中央へ切り替えしたタッチが素晴らしく、そしてGKの脇を抜く左足のシュートは冷静だった」と前田のセント・ミレン戦でのゴールを振り返ったうえで「今の前田は止められない。彼はトップフォームでプレーしていうと思う。とてもエキサイティングだけど、同時にとても落ち着いている。(26得点は)信じられないほど素晴らしいし、自信がにじみ出ている」とその活躍を称えている。
さらに元スコットランド代表MFマイケル・スチュワート氏は、前田が今季のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるかどうかという問いに「イエス。彼は今絶好調だ」と答え、「彼はここまで26得点を決めている事実がある。だが、素晴らしいのはあの落ち着きだ。今季はそれを別次元のレベルに上げた」とベル氏と同様にゴール前での冷静さに注目して賛辞を送っていた。
シーズン途中にFW古橋亨梧(スタッド・レンヌ)がチームを去ったが、代わりに前田がゴール前で相手の脅威となり続けている。得点王も射程圏内に入れる27歳のストライカーはその数字をどこまで伸ばすのか。そして、かつて古橋も手にしたMVPの称号を手にすることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)