J選手絶賛…来日レフェリーは「ストレスがない」 議論の新基準は「少し変わっているなと」

審判交流プログラムで来日中のネイサン・フェルボーメン氏【写真:徳原隆元】
審判交流プログラムで来日中のネイサン・フェルボーメン氏【写真:徳原隆元】

浦和MF金子拓郎、来日中のベルギー人審判のジャッジに見解

 今季のJリーグでは開幕から判定基準について話題に挙がることが多いなか、3月2日に浦和レッズと柏レイソルの一戦はJFA(日本サッカー協会)の審判交流プログラムで来日中のベルギー人、ネイサン・フェルボーメン氏が裁いた。試合前に談笑する姿があった浦和のMF金子拓郎は、レフェリングを絶賛するとともにベルギー時代のエピソードも話した。

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 JFAでは毎シーズン、JリーグやWEリーグの試合に海外から審判員を招いている。扇谷健司JFA審判委員長は今季に向けても予定があることを話していたが、開幕直後の早い段階で招かれたのがフェルボーメン氏だった。2月26日のFC町田ゼルビアと東京ヴェルディの試合でJ1を初めて担当し、浦和と柏の試合でも主審を務めた。

 金子は昨夏から半年間ほどベルギー1部コルトレイクでプレーしていた。それもあり、試合前のピッチ上で「コルトレイクでプレーしていたよねって話しかけられた」のだという。それに対して「イエローめっちゃ出すねと返した」と笑ったが、昨季のベルギーでは開幕戦でコルトレイクの試合を担当し、金子にイエローカードを出していた。「どの試合だったかははっきり覚えてないですけど、開幕戦だとしたらシミュレーションでイエローもらいました」と、ちょっとしたエピソードを明かしていた。

 実際のゲームでは後半45分間の出場だった金子だが「ストレスが全くなくやれたので、素晴らしいレフェリーだなと思いました」と話した。

 今季の判定全般については「流すところ、ファウルを取るところの基準が少し変わっているなと思うし、ファウルはファウルなので取ってほしいというのは少しあります」としたものの、「基準がそうなっているので、ファウルをしろという意味ではなく、正当なタックルでアグレッシブに行けばファウルが取られづらい傾向にあるので、それもカギになると思う」と話していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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