バルサ育ちの19歳、Jデビュー戦で放った輝き 次世代SBは「見ていて面白い」【見解】

U-20ワールドカップに出場した髙橋仁胡【写真:(C) AFC】
U-20ワールドカップに出場した髙橋仁胡【写真:(C) AFC】

【専門家の目|丸橋祐介】C大阪の19歳サイドバック、髙橋仁胡に注目

 セレッソ大阪の“新星”サイドバック(SB)が台頭している。FCバルセロナ育ちの19歳DF髙橋仁胡はU-20アジアカップで主力として活躍し、帰国後即出場したJ1リーグ第4節アルビレックス新潟戦で同点弾をお膳立て。かつてC大阪の左SBでプレーした「FOOTBALL ZONE」解説者の丸橋祐介氏が後輩への期待感を示した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 1点を負う後半アディショナルタイム、左SBの髙橋がペナルティーエリア内の右サイドまで上がってゴール前へクロス。最後はFWラファエル・ハットンが押し込んで劇的な同点弾をお膳立てした。

 バルセロナで生まれ育ち、フットサルからサッカーの道へ。2019年にスペインの名門FCバルセロナと契約。24年にフベニーエルAからバルセロナBへの昇格がかなわず、退団すると同年夏にC大阪への加入が決定した。

 2023年にはU-20日本代表に飛び級で選出されて、U-20ワールドカップ(W杯)に出場。英紙「ガーディアン」が選出した「ネクストジェネレーション2022」で世界の次世代サッカー選手60人に入った。2月のU-20アジアカップでは主力として出場し、W杯切符を獲得。異例の2度目となるU-20W杯行きの期待も高まる。

 新潟戦がJデビュー戦。左SBが右サイドのエリア内まで走りこんでアシストという積極性が持ち味。丸橋氏も「キャンプでも見ていて、トレーニングマッチで途中から出てきたとき、アグレッシブに動くしオーバーラップだったり『俺にボールをくれ!』という感じがすごく良かった」と絶賛した。

「見ていて面白い選手。代表のアジア予選でも堂々とプレーしていたし、攻撃参加もアップダウンしっかりしていた。クロスの精度が上がってきたらもっともっといい選手になる。サイズが小柄な分(相手からしたら)狙いやすいけど食らいついてくるし、伸びしろがある」

 現役時代と同じポジションなだけあって「応援したい」と丸橋氏。19歳の新星がJリーグで遂げる飛躍に注目したい。

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