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爆破事故で右腕骨折のバルトラが公開書簡 恐怖を乗り越え復活に意欲「自分の怪我を誇らしく感じる」
「たった一つの訴えたいこと」とは?
今は爆破事件のトラウマを乗り越え、生きる意欲をこれまで以上に高めているバルトラは世の中にこう訴えかけている。
「僕が唯一訴えたいことがある。たった一つです。それは誰もが平和で戦争と無縁に生きることです。自分の痛み、酷い怪我を負った手首を見るにつけ、自分がどのような感情を持つのだろう。それはプライドです。自分の怪我を誇らしく感じます。我々に対して与えようとしたダメージのすべてがこれだったと考えるようにしています」
ドルトムントで唯一の負傷者となったバルトラは爆破事件の被害を集約する格好となった骨折した手首を見るたびに「プライド」を感じるという。
手首の治療に従事した医師、看護師、理学療法士に感謝したバルトラは最後に「僕はこれを書いて、自分を解放し、すべてを落ち着かせる必要があった。今はなるべく早く100パーセント回復することだけに集中しています」とメッセージを締めくくった。
スペイン語で記された公開書簡には「マルク、頑張れ!」など激励のメッセージが寄せられている。右腕をギブスで固定しているバルトラだが、事件の恐怖と決別し、完全復活への道のりを歩み始めたようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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