藤枝で試合数日前に集団食中毒が発生

　集団食中毒に見舞われたとの発表があった藤枝MYFCは、3月1日にJ2第3節のブラウブリッツ秋田戦を予定通りに開催し、2-1の逆転勝利を飾った。

【PR】ABEMA de DAZN、日本代表選手の注目試合を毎節2試合無料生中継！

　藤枝は2月28日にトップチーム選手、スタッフに集団食中毒が発生したことを公式サイトで発表。スタッフ含め25人が下痢や嘔吐などの症状を訴えたとしていた。秋田戦は感染症対策を徹底し、選手、スタッフ、観客の安全を確保した上で予定通り開催するとしていた。しかし、その影響か6人が前節からスタメン交代となり、FW登録の選手が4人並んだ。また、ホームゲームながら9人が許されるベンチ入りメンバーも7人だった。

　前半は秋田がゲームを優位に進める時間が長くなり、前半27分にはFW小松蓮がヘディングが先制ゴールで奪った。その後もFW梶谷政仁がドリブルでペナルティーエリア内まで切り込んで放ったシュートがゴールポストに当たる決定機もあった。

　一方の藤枝は前半終了間際、右サイドからFW松木駿之介が中央に戻すとMF浅倉廉が流し込んで同点に追い付いてハーフタイムを迎えた。藤枝にとって、これが今季チーム初得点だった。後半は両チームが互角の展開になり、むしろ時間の経過とともに藤枝が攻撃回数を増やしていった。そして後半43分、コーナーキックのセカンドボールに後方から走り込んできた今季初出場のDF前田翔茉が右足で合わせ決勝弾。2-1の逆転勝利を飾った。

　大きなアクシデントに見舞われる中でもホームゲームに臨んだ藤枝は、これが今季の初勝利で開幕3戦を終え1勝1分1敗に。3連勝を狙った秋田は初黒星となった。