エイバル乾、“一時帰国”後の初出場なるか ベティス戦で3試合ぶり招集メンバー入り

チームは3連勝中と絶好調 来季EL出場圏内の6位と勝ち点3差

 エイバルのMF乾貴士はクラブの方針で先週日本へ一時帰国し、安倍晋三首相が主催した晩餐会に出席した。その後スペインに戻ってから初のゲームとなる16日の第32節ベティス戦で、3試合ぶりに招集メンバーに入った。

 乾は帰国直前の1日に行われた第29節ビジャレアル戦で先発すると、後半31分に今季自身初となるゴールを挙げた。その試合では今季通算5枚目のイエローカードを受けて、累積警告を日本帰国中に“清算”。終盤戦に向けて再びスタートを切ることになる。

 乾が帰国していた時期もエイバルは好調をキープしている。第30節ラス・パルマス戦を3-1、第31節セルタ戦を2-0と勝利し、ビジャレアル戦を含めて3連勝中で8位。UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権となる6位アスレティック・ビルバオとの勝ち点差が3と、射程圏内にとらえている。

 公式サイトによると、勢いに乗るチームのなかで、乾は敵地ベティス戦へ遠征する18人のメンバー入りを果たしている。会見に臨んだホセ・ルイス・メンディリバル監督はチーム状態、選手個々のコンディションともに「非常にいい状態だ」としつつ、15位相手のゲームとなるだけに「勝利が義務づけられているような形になっていて、難しい試合になる」と見ている。

 それでも指揮官は「我々は多くのことを変えるつもりはなく、良い試合ができるだろう。相手陣内で、できる限るプレーしようというのが我々の意図だ」とアグレッシブに攻めるスタイルを強調した。得意のドリブル突破だけでなく献身的な守備でも貢献する乾は、2週間ぶりの出場機会を得られるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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