「ノールックで」相手DF翻弄…30mロングパスを本人解説 監督&同僚絶賛「いい左足」

川崎戦で先制ゴールをアシストした秋野央樹【写真:Getty Images】
川崎戦で先制ゴールをアシストした秋野央樹【写真:Getty Images】

福岡の秋野央樹「相手の最終ラインもたぶんボール来ないと思っていたと思う」

 アビスパ福岡は2月26日、ホームでのJ1リーグ第3節で川崎フロンターレに1-2で敗れた。開幕3連敗で単独最下位となってしまったが、移籍後初先発のMF秋野央樹が躍動。相手ディフェンスの隙を突くロングパスでFWナッシム・ベン・カリファの先制点を演出し、金明輝監督も「期待通りのプレー」と絶賛した。

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 前半15分、最終ラインでボールを回していた福岡だったが、秋野がいきなり左足で約30メートルのロングフィード。これに飛び出したベン・カリファがフリーになり、右足で相手ゴールキーパーのニアをぶち抜いた。秋野、ベン・カリファともに今季初スタメンで即結果を残し、金監督の采配がズバリ当たった。

 秋野によると、ボール回しの途中で相手の最終ラインが上がったのと同時にベン・カリファが逆の動きをしていることに気づいたという。「ノールック気味で、相手の最終ラインもたぶんボール来ないと思っていたと思うので、あれはいいタイミングでナッシムと僕の意図が合ったかなと思います」と解説した。

 練習試合で同じ動きを試していたと明かすのは、ゴールを奪ったベン・カリファ。「アキとはよくコミュニケーションを取っていて、ああいった自分の走りとか、深いところへのランニングに対してパスを出すようには言っています。アキはすごくいい左足を持っているので、そこが合致したのかな」と感謝した。

 また、金監督も「ああいう配球もできる部分、強みを活かしたいからこそゲームで起用をしました。どちらかといえば、攻撃でああいう配球だったり色を出せる選手なので、そういった意味では期待通りのプレーをしてくれた」と絶賛。開幕3連敗を喫したが、秋野の躍動は今後への明るい材料になりそうだ。

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