田中碧が劇的勝ち越し弾で逆転勝利に貢献

　イングランド2部首位のリーズに所属する日本代表MF田中碧は2月24日、2位シェフィールド・ユナイテッドとの天王山で劇的な勝ち越しゴールを決めて3-1の逆転勝利に貢献した。ペナルティーエリア内で決めたヘディング弾。持っている男の一撃に、現地も「見事なボールさばき」「重要なゴールを決めた」と高評価を与えた。

　また田中が決めた。敵地で行われた2位との天王山。1点の先制を許したリーズは後半27分に同点とする。そこで試合を決めたのが日本代表ボランチだった。後半44分、コーナーキック（CK）からの流れで味方が浮かせたボールを頭でコースへ流し込んで劇的な勝ち越しゴールを奪った。波に乗ったリーズは1点を追加して3-1の勝利。勝ち点75に伸ばして、2位と5ポイント差を付けた。

　プレミア昇格へ重要な一戦で勝利を呼び込んだ田中を現地メディアは絶賛。「Leeds Live」は7点を付けて「見事なボールさばき。後半17分には相手の決定機で上手く割り込んでボールを奪った。ヘディングもタイミングが良かった」と称賛し、「The Yorkshire Post」でも7点の高評価が与えられた。「最初は少し不安定だったが、徐々に実力を発揮。重要なゴールを決めた」と“仕事人”を褒めたたえた。

　リーズにとって大きな1勝。カタール・ワールドカップ（W杯）など大舞台でゴールを決めてきた田中がまたも“持っている男”ぶりを見せつけた。