三笘薫が記録した脅威の「114」 世界最高峰リーグで示された高水準「危険なドリブラー」

ブライトンの三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの三笘薫【写真:ロイター】

「プログレッシブ・キャリー」が今季プレミア1位の114回

 イングランド1部ブライトンの日本代表FW三笘薫の勢いが止まらない。現地時間2月22日に行われたプレミアリーグ第26節サウサンプトン戦(4-0)に先発出場し、公式戦3試合連続となる今季公式戦8得点目を記録。ゴールに向かうプレーが増えている27歳のウインガーは、相手陣内でボールを前進させる「プログレッシブ・キャリー」のスタッツがリーグトップに君臨している。

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 三笘はプレミアリーグとFAカップで連戦したチェルシーから2試合連続でゴールを奪うなど現在絶好調。サウサンプトンとの試合でも左サイドで先発し、相手の脅威となった。2-0とリードして迎えた後半26分、センターサークル内でFWジョアン・ペドロの落としを受けると、そこからスピードに乗ったドリブルで中央を突破。およそ40メートルの距離を独走し、最後はふわりと浮かせたシュートでゴールネットを揺らした。

 直近7試合で5得点と特にここ最近は目覚ましい活躍。英メディア「Coaches’ Voice」の公式X(旧ツイッター)は「今季のプレミアリーグ最多のプログレッシブ・キャリー」が三笘の114回(2位はトッテナムのデヤン・クルゼフスキの113回/3位はチェルシーのノニ・マドゥエケの110回)であることを紹介した。

 プログレッシブ・キャリーとは相手の陣内で一定の距離以上ボールを相手ゴールに向かって運ぶことで、「ファビアン・フェルツェラー監督率いるブライトンにおいて、三笘のスピードと方向転換の能力が危険なドリブラーたらしめている」とその能力の高さが絶賛されている。

 今季はより直接的にゴールに向かって仕掛けていくプレーが増えた印象の三笘。決定力にも磨きをかけており、ブライトン加入1年目に達成したシーズン10得点を超えるのは時間の問題といえそうだ。

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