191cm屈強FWに「二桁を期待」 J1昇格組をゴールで牽引…主将が信頼「ポテンシャルある」

櫻川ソロモンが古巣岡山相手に決勝弾
横浜FCは2月22日に行われたJ1リーグ第2節でファジアーノ岡山と昇格組同士の対戦に臨んだ。ホームの一戦で、191センチの長身FW櫻川ソロモンが決勝弾を決め1-0と今シーズン初勝利。今季からチームキャプテンを務めるMF駒井善成は「彼にはポテンシャルがすごくある。二桁得点を期待している」と殊勲の背番号9を称えた。
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FC東京との開幕戦を0-1で落としていた横浜FCは、ホーム連戦の2試合目で同じ昇格組の岡山をホームに迎えた。ピッチレベルでは非常に強い風が吹く中でのゲームで、前半はお互いにボールが収まらず、攻めあぐねる展開となった。しかし、風上に立った後半に攻勢を強めると、前半12分にGK市川暉記のロングフィードからチャンスを作り、最後は櫻川が押し込んだ。2023年に所属していた古巣から決めたJ1初ゴールが、そのまま決勝点となった。
櫻川は「今年昇格した同士で、絶対に落とせないっていうところでチーム全体に気合が入っていましたし、そういう試合をしっかりものにできて良かった」と試合を振り返り、今季のチーム第1号にして、自身のJ1初得点となったゴールについては「もちろん意識はしていましたし、絶対点は取りたかった。(昨季)昇格した中で、自分はなかなかスタメンで出れなかった。それを目の前で見ている悔しさを晴らしたかった」と語った。
昨季はJ2リーグで37試合に出場して5得点。スタメン出場はわずか5試合に終わった。そうした悔しさをバネにJ1での飛躍を誓う櫻川にはチームメートも厚い信頼を寄せている。
今季のチーム初得点が櫻川から生まれることを期待していたというキャプテンの駒井は「彼にはポテンシャルがすごくある。もちろん、もっともっと成熟していかなければいけないところはありますけど、自分たちが苦しい時に前線で身体を張ってマイボールにしてくれるとか、そういうところは本当に助かっている」とその秘めたる潜在能力の大きさに太鼓判を押す。
そして 「彼に僕はすごく期待していますし、彼の今年に掛ける意気込みはキャンプからすごい伝わっていました。そういう面で、彼には二桁(得点)いってもらいたいです」と期待を懸けた。
ゴール数については櫻川自身も「二桁を狙っていきたいです」と口にしていた。前線には新たに元日本代表FW鈴木武蔵という経験豊富な選手も加わった横浜FCだが、今季はこの23歳の若きストライカーが攻撃陣を力強く牽引してくれそうだ。