U-20日本、4大会連続W杯出場へ王手 韓国と土壇場ドローでGL2位通過…8強でイランと激突

日本が日韓戦でドロー【写真:(C)AFC】
日本が日韓戦でドロー【写真:(C)AFC】

U-20アジアカップグループ最終節で韓国と1-1の引き分け

 U-20日本代表は2月20日、中国で開催されているU-20アジアカップグループリーグ(GL)D組の最終戦でU-20韓国代表と対戦し、前半28分に先制点を奪うも、終盤に追い付かれて1-1で引き分けた。この結果、GL2位通過が決まり、9月に行われるU-20ワールドカップ(W杯)出場権を懸け、準々決勝でイランと対戦する。

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 GL2試合を終え1勝1分で2位の日本は、引き分け以上で準々決勝進出が決定。4強進出国に与えられるU-20W杯出場権獲得へ王手をかける。一方この試合を落とすと、同時刻キックオフのシリア対タイの結果次第では、グループ敗退の可能性もあり得る状況で日韓戦を迎えた。

 すでに2連勝でGL突破を決めている韓国に対し、日本は前節のシリア戦からスタメン4人を変更。韓国戦ではDF梅木怜(FC今治)、MF石井久継(湘南ベルマーレ)、MF中川育(流通経済大)、FW神田奏真(川崎フロンターレ)が先発のピッチに立ち、神田とFW佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)が2トップを組む4-4-2の布陣で臨んだ。

 一進一退の展開で進んだ序盤、日本は前半21分、最終ラインをFWハ・ジョンウに抜け出され、GKと1対1になるピンチを招くも、相手のシュートをGK荒木琉偉(ガンバ大阪)がセーブし難を逃れた。その直後、日本も負けじと反撃に転じ同26分、ゴール前中央からMF小倉幸成(法政大)が左足でループ気味のシュートで狙うも、これはGKに防がれた。

 それでも前半28分、日本は左サイドから石井がゴール前へ送ったクロスを相手GKがこぼし、そのボールを神田が押し込んで先制点を奪取。1-0とリードを奪うと勢いに乗った日本は同38分、中川が右サイドからゴール前へ送ったクロスからチャンスが到来し、左サイドからDF高橋仁胡が折り返すも、ゴール前で味方が詰め切れなかった。

 その後、同39分には韓国が攻勢に転じる。MFカン・ジュヒョクが左サイドを突破しクロスを送ると、ハ・ジョンウが頭で合わせ決定的なシュートを放つも、またも荒木がビッグセーブで阻止。日本はこのままリードを守って、ハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると日本がボールを持つ時間が長くなるなか、同32分にはFW道脇豊(ベフェレン)、MF中島洋太朗(サンフレッチェ広島)を投入し追加点を狙ったが、逆に同アディショナルタイム、MFキム・テウォンに同点ゴールを決められ1-1で試合終了となった。この結果、D組2位通過が決まり、23日にイランとの準々決勝に臨む。日本はベスト4入りを果たせば、4大会連続でのU-20W杯出場となる。

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