川崎FWが広州恒大DF陣に見た日本との違い 対峙した“中国のセルヒオ・ラモス”は「前に強い」が…

川崎は広州相手に互角のスコアレスドロー

 川崎フロンターレは12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第4節で広州恒大(中国)と対戦し、ホームで0-0と引き分けた。MF長谷川竜也は、この試合でマッチアップした広州DFチャン・リンペンについて、その特長を口にした。

 左ウイングに入った長谷川は、チャン・リンペンとマッチアップ。前半7分には、ピッチ中央でボールを受けた長谷川に対し、チャン・リンペンが危険なスライディングタックルを仕掛けた。

 ピッチでうずくまる長谷川を横目に自陣に戻るチャン・リンペンに、主審はイエローカードを提示。警告のリスクを冒すほどの場面ではなかったが、試合の入りでマッチアップの相手をひるませる意図が見て取れた。

「球際やルーズボールだったり、前に強いDFだなと思った。前半はうちがバタバタしてしまってボールが足元につかなかったので、そういう相手の良さを出させてしまう展開だったなと」

 長谷川は試合後、対峙した中国代表DFの印象をそのように語った。チャン・リンペンは一時、レアル・マドリードから関心を寄せられた経緯もあり、中国王者でも不動の右サイドバックとして確固たる地位を築いている。その風貌やプレースタイルから、現地では”中国のセルヒオ・ラモス”との異名を持つという。

 一方で長谷川は、広州の守備戦術において、日本のクラブとの決定的な違いを見出していたようだ。

 

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