大混乱のACLEベスト16対戦カード発表 “5位”神戸は光州FCと対戦…優勝賞金は18億円

神戸、川崎、横浜FMの対戦カードが決まる
アジアサッカー連盟(AFC)は2月20日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ノックアウトステージの組み合わせを発表した。19日の山東泰山(中国)の撤退を受け、参加したJリーグクラブの順位も変動。対戦カードにも影響が出ている。
【PR】ABEMA de DAZN、日本代表選手の注目試合を毎節2試合無料生中継!
山東泰山はここまでリーグステージ7試合を戦い、勝ち点10。Jリーグから参戦している川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸はそれぞれ7節終了時点でリーグ戦突破を決めていた。
しかし19日、直前にリーグステージ最終節・蔚山(韓国)戦を棄権。大会規定により、今年度のACLEから撤退することも決まった。山東泰山は中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」の公式アカウントで「チーム内で選手の深刻な体調不良が発生し、医療チームの評価の結果、試合に出場できるチームを編成することが不可能となりました」と、理由を説明している。
大会規定の5.6条には「大会開始後に撤退したクラブのすべての試合は無効とされ、記録から抹消される。またその試合での勝ち点やゴールは、リーグの最終順位(第8.3条)を決定する際に考慮されない」と明記。山東泰山と対戦した7チームの勝ち点は、「ゼロ」になる事態に。ヴィッセル神戸もこの結果、順位が3位から5位に転落する混乱を招いていた。
そんななかAFCは20日に公式サイトを更新。ノックアウトステージ組み合わせを発表した。大会規定に則り神戸は5位扱いのままとなり、初戦で光州FC(韓国)と対戦。リーグ1位突破の横浜F・マリノスは上海海港(中国)と、2位だった川崎フロンターレは上海申花(中国)と対戦する。
また開催地はサウジアラビアのジッダで、「キング・アブドゥッラー・スポーツシティ」「プリンス・アブドラ・アル・ファイサル・スタジアム」の2か所を使用する予定。今大会の優勝賞金は、アジアのクラブサッカー史上最高額となる1200万ドル(約18億円)となっている。