マグノ・アウベスが49歳にしてブラジル4部クラブへ加入

　かつてJリーグで得点王を獲得した名手が49歳にして現役復帰した。ブラジル4部アトレチコ・セアレンセが、大分トリニータやガンバ大阪で活躍したブラジル人FWマグノ・アウベスの加入を発表した。

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　1976年1月生まれのアウベスは2004年に韓国の全北現代から大分トリニータへ加入。2年目の05年には、シーズン前半戦に大きく低迷したクラブに就任したペリクレス・シャムスカ監督による劇的な立て直しから”奇跡”と呼ばれたJ1残留の原動力となり18得点を記録した。

　06年にはガンバ大阪へ移籍。最終節までリーグ優勝を争ったチームで得点王を獲得するなど攻撃陣をけん引し、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）でも得点王を獲得した。翌年はシーズン開幕前のゼロックス・スーパーカップで浦和レッズからハットトリックを決めるなど負傷を抱えながらも得点力を発揮していたが、サウジアラビア移籍に伴ういざこざで契約解除となり日本を去っていた。

　12年に母国へ戻った後は、45歳になった21年7月までプレーして引退していた。しかし、息子のペドリーニョがプレーするアトレチコ・セアレンセで約3年半ぶりの現役復帰を果たしたという。

　Jリーグの歴史を彩る”最強外国人アタッカー”の一角に間違いなく食い込んでくる得点感覚の持ち主は、錆びつくことのない技術を見せてくれるのだろうか。